暗くなるのがはやくなってきましたね。ここのところは通勤してて、オフィスに夕日が差し込む時間が日に日に早まってる気がします。というか晴れの日は夕陽直撃してめっちゃ眩しいんだけど。。
前回までの振り返り。えーと前の記事は、はてなブログ10周年記念のお題に答えたやつか。まあそれはいいとして、その前は9月がおわっちゃうから駆け込みで書いたんだった。まあ今も駆け込みぽいけど、ほんと1ヶ月が過ぎるの早いなあ。。
読んだ本はこれ。
直交三部作の最終章!アロウズ・オブ・タイムです。
架空の物理をみっちり外挿していった理論も今作で最高潮に難しくなってて、この部分を読むときはとても遠い目をしながら読んでおりました。まあいつものことなんだけど。それはそれとして「自分の未来を知ることができたとしたらどうするか」という部分のフィクションがとても良かったですね。一つ一つの判断や迷いも無意味化する中で、それでも悩んだり躊躇ったりしてしまう登場人物たちがリアルだったし、そこを突破する理論もこれまた難解でほぼ理解はできてないけど、やっぱり人(というか知的存在)には「問い」が必要なんだな、と言うことだけは伝わってきて。
同作者の「白熱光」もちょっと似た感じかなあ。「ディアスポラ」もそうだし、問題を考えていくことが存在理由に直結する、そんな感じがとってもハードSFでいいんですよね。
なんとなく「符号が反転するうんぬん」のあたりで量子力学的な面もあるのかなあ。もうちょっと現実の物理を学んでから読み直すと楽しいかもしれないとふと思いました。
えーと、映画は007 ノー・タイム・トゥ・ダイとDUNE 砂の惑星を観ました。
007はダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが恐らく最後でしょう、と言うこともあってかちょっといつもの007とは違う雰囲気でしたね。正直観るまではスカイ・フォール(ジュディ・デンチのMがすごく良かったんだ。。)の頃でいったん終わった感があって、今作はそれを超えるかなあとそれほど期待しないで観たんですが。。いやー良かったねえ。。007らしくないところがいっぱいあったけど、「ダニエル・クレイグ」のボンドシリーズの終幕としてはこれ以上ないとおもう。最後の凛々しい立ち姿に感動して震えたよね。いやー良かった。今まで007は普通のアクション映画として観てはいたけど、ここまで魅了されたのはひとえにダニエル・クレイグがボンドだったから、だと思います。お疲れさまでした。あと、ストーリーに関しておもう所があって、ネタばれるので後ろの方でちょっと追記します。
さて次は。DUNE/デューンです。原作も読んでなかったし、過去作やドキュメンタリーもあまり興味がなくて全然観ていなかったんだけど、なんと言ってもドゥニ・ヴィルヌーヴ(日本人には言いにくい名前だ。。)監督なので観てきました。メッセージもブレラン2049も好きなんだよね。
お話はちょっととっつきにくいところもあったけど、SF的にとっても贅沢な画面ですごく楽しめました。あまり丁寧に説明をしない系の映画なのでちょっと辻褄が合わない?とひっかかるところもあったけど(冒頭から帝国の使者が巨大戦艦でやってくるのに、なんで契約は指輪判子なの、電子署名とかじゃないのとか)この辺は小説の方で語られてそうなので後で読んでみようかな。
ストーリーはそれほど意外性もなく、大きな出来事はあれど割と淡々と進んでいくんですが、その分衣装や乗り物などのデザインやデカさを思う存分堪能できて、むしろこの映像を楽しむためにそうしているのかもとすら思えました。
原作はいろいろな作品に影響を与えたらしいんだけど、それらがあらかた映像化された後にこの映画となるとハードル上がりまくってて大変だったろうなあ。確かにスター・ウォーズには色濃く影響している感じがしたし、砂漠の主のアレは「トレマーズ」を思い出したんだけどこれは違うかもしれない(笑)
今作は第一部とのことなので、続きも楽しみです。次は砂漠の民の活躍ももっと観たいなー。
下は007 ノー・タイム・トゥ・ダイのネタバレ感想です。
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