昨年の映画「X−ファイル 真実を求めて」を観てから、ちゃくちゃくと見続けてようやく先日グランドフィナーレを迎えました。いやあ、ホントに「ちゃくちゃく」だったわ…。なにしろ200話近いエピソードがあるので、ほとんど毎日のように観てました。どこぞの雑誌で「毎週4話収録!」とか言ってるのがあるけど、本当に大変だからね!まあそんなことはどうでもいいので、各シーズンの感想を上げておきましょう。
第1シーズン
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
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やっぱりこのファーストシーズンが異常に面白い。初々しいスカリーとまだまだ若いモルダーのもやもやする掛け合いが楽しい。ちなみにTV放送時のエンディングテーマはB’zさんの「Love Phantom」。歌詞の中の「君が僕を支えてくれる」って言うところがぐっときたのを思い出しました。
7話「機械の中のゴースト」
こういう「機械がもし意識を持ったら?」という話に強い興味があるなあと自覚したエピソードです。これ見た時は高校生で、なんかこの辺からサイバーパンクとかに傾倒し始めたような気がします。
第2シーズン
- 作者: デイビッド・ドゥカブニー
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第1シーズンの終わり方がもう「続きを観ずにはおれない」という終わりかたするものだから、ついつい観てしまいました。相変わらず異常な面白さ。
37話「フェチシズム」
いつもは冷静で気丈なスカリーが見せる女性らしいか弱い一面と、それを適度な距離で慰めるモルダーの関係にもやもやが炸裂しました。まあこのドラマの醍醐味ってこの二人のくっつきそうでくっつかないもやもやなんだよねー。
第3シーズン
- 作者: デイビッド・ドゥカブニー
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
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この辺りから異常な面白さが失速して、ややマンネリ化しつつもやっぱり観てしまうお約束の面白さに変化していったような気がします。
68話「賭博」
珍しくチャイナタウンを舞台にした物語。Xファイルって西洋オカルトばかりかと思いきや、東洋的な概念をネタに盛り込んで一風変わった雰囲気が面白い。
第4シーズン
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正直に言えばこの辺で挫折しかかりました(笑)メインの陰謀論の方も複雑になりすぎて追えなくなったっていうのもあり。
80話「紫煙」
全編を通して「悪役」として登場したスモーキングマンの自伝的なエピソード。なんていうか、人間味溢れちゃって泣ける。
第5シーズン
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脚本に有名な作家を取り入れた作品がいくつか登場。
108話「キル・スウィッチ」
ウィリアム・ギブソン脚本の作品。うーん、やっぱりこういう機械と意識っていうネタが好きだな。他のSF作家の脚本だったら、この映像だとすごくちゃちい感じになってしまうと思うけど、ギブソンだからこそのちゃちさが活きてる。褒めてる。
第6シーズン
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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マンネリを脱しようといろいろな試みが盛り込まれていて、シーズンの中でもなかなか面白かったです。
120話「トライアングル」
スカリーとモルダーがキス!?(笑)これはもう観て下さい。このエピソードだけでも単独で面白いです。45分のうち4回しかカットしてない、長回しも見どころ。
第7シーズン
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この辺からメインストーリー(ミソロジーっていうのかな)の収束が始まり、ちょっと感慨深い。
149話「存在と時間 Part1」
150話「存在と時間 Part2」
Xファイルと言えば、モルダーの妹探しというテーマが一つにあるんですが、そのエピソードの一応のエンディングですね。なんていうか、寂しいけど納得出来る終わり方でした。
第8シーズン
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ここにきてドゲッド捜査官が登場。新たなキャラが加わって、また違う展開が見えて来た感じです。
170話「救済」
金属人間が起こす殺人事件。ドゲット役のロバート・パトリックさんのT2ネタ(彼はあの液体金属で変形する警察官役を演じていた)に気づいて爆笑しました。
最終章
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とうとうここまで来たかあという感慨と、やっと終わるなあという疲労が半々くらいでした。終わり方としては、きちんと終わらせようと言う意図がうかがわれて良かったです。
199話「解放」
さまざまなエピソードを含むXファイルの中でも、ドゲッド捜査官のエピソードのこの静かなエンディングが良かったです。静かなんだけど、ちゃんとどんでん返しもあって、45分の中にこんなに盛り込めるのかって驚きましたね。クリス・カーターってすごいな。
登場人物の中で一番好きだったのは、モルダーでもドゲッドでもなく、スキナー副長官でした。最初の方のシリーズでは寡黙で何かとモルダーの障害となっていた彼が、徐々に二人に理解を示して行く姿が抑えた演技で表現されていてすごく良かったですね。ていうか、この人副長官という管理職にありながら現場まで出ばったり、かなり際どいことしてたり、副長官ってそれでいいのかっていう疑問が常にあったりしましたけども(笑)