METAL GEAR SOLID PEACE WALKER 平和と和平のブルース
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,大塚明夫,スネーク(大塚明夫),カズヒラ・ミラー(杉田智和),杉田智和
- 出版社/メーカー: SMD
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: CD
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MGS PW本編で描かれた、スネークと相棒のカズの出会いと日常と歌を収録したドラマCD、です。
出会い:
さすがにこんな年(39か)にもなると落ち着きと貫禄が出るよなあという、余裕のスネークと、若造感丸出しのカズとの対比。これはMGSおなじみの、ベテランとルーキーの出会いの一形式でもあるのでしょう。杉田さんの演技がとても上手く新米の焦りや、身の丈に似合わないことをする無鉄砲さを出していて、スネークの余裕をさらに大きなものにする効果が出ているように思いました。「カズラジ」だとけっこう面白キャラっぽい印象だけど、この人はすごいですね。それとやっぱりスネークさんが素敵。MGSからの歴代のスネークさんで、今回の渋くておっさんなスネークが一番カッコいいのですが、そういう部分が多く盛り込まれていて素敵でした。あと、久しぶりに「うまい!」「うますぎる!」が聞けて良かった。
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ(歌:カズヒラ・ミラー)
カズが横須賀出身ということで選ばれた曲らしいのですが、きちんと歌詞が本編の内容と近い感じにしてあるあたり上手いなあと思います。歌詞のあの子は彼女の事っぽいなあ。『♪ヨコスカァー』の最後のアーの伸びが非常にカッコよくて笑いました。
ラブ段ボール:
今回から段ボールにも二人で入れるのですよ!しかし、収録後の「ボスラジ」で大塚さんも言っていたけど、屈強な男二人が入る段ボールって相当でかいですよね。目立つわ。そんな段ボールに入った二人のドタバタが漫才のようになってて面白いです。
サウナ:
男二人がサウナで…という、ちょっと違う方面(笑)へのサービスも見せながら、しっかりとギャグを盛り込んでいるあたり脚本のバランス感覚とテンポがとてもよくて、たたみかけるようなギャグの連発でお腹いっぱい笑いました。サウナを作ったはいいけど、その「本当の理由」に気づくスネーク。そしてそれをひた隠そうとするカズの壮絶な戦い。スネークに問いつめられてキョドるカズが目に浮かぶわ(笑)スネークキック!がさいこうでした。
最強合体兵器:
今回のゲーム本編では武器の開発を行う事ができるのですが、そのなかでも「これはねぇよw」っていうような武器の開発秘話、ですかね。そんな「ねえよ」な武器開発をちょっと自慢げに相談するカズと、ボスの貫禄たっぷりの冷めたスネーク。いっつもこうやってカズはボスの仕事の邪魔してそうだな(笑)
ミッション・コンプリート:
ゲーム中ではさくっとフルトンなんかで帰還してしまう部分を掘り下げたシークエンス。今回のように味方がたくさんいるというのも悪くないのですが、スネークは一人で現場で戦っているというイメージがあるので、そういった部分と結びつくような感じがしました。
昭和ブルース(歌:スネーク)
魂が震える、という言葉があるけど私はこの歌を聴いて、魂がえぐられるかと思った。後から足にくる重いボディブローを喰らったような(実際喰らったことはないけど)。いい曲です。
サントラではメインテーマのカズラジVerが収録されていて良かったです。これ気になってたんだよね。贅沢をいえばこのドラマ他のキャラも織り交ぜて、バンドデシネ(デジタルコミック)みたいにリリースしてくれないですかね。買うよ。