未来のいつかを夢見るっていうこと


今日は映画の話をします。
映画というか、今日は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の作中で主人公マーティが過去から飛んでくる日です。というわけでBTTF2のお話でも。


って言ってもね。面白いよ!以外に書くことないです。おすすめ!ったってみんな見てるでしょ?最近、映画の配信サービス「Hulu」っていうものに登録しているんですが、そこでも観られるくらいだし今日あたりはかなり再生されてるのではないでしょうか。そういう私もこのあと観てしまいそうなんだけど。


まあそんなことを書いていてもしょうがないので、少し内容に触れてみます。作中では当時から見た2015年の世界が描かれています。ジョーズは3D映画化されスケボーはホバーボードになってるし、靴ひもは自動的にしゅるしゅるっと結んでくれる。天気予報は100%。まあ現在とはかなり違うのは当たり前ですが、この「未来予想図」から当時の夢や想像の行く先を読み取ることができます。平面の映画はきっと奥行きのある3Dになるに違いないし、車は飛ばないけどスケボーくらいは飛んでるかもしれない。衣服や食料(確か未来の食卓はちっこい圧縮ピザがレンジでどどんと大きくなっていた)は自動化されるし、天気などの不確定要素もコントロールまではいかないけど精度の高い予測を立てられるはず。


レトロ・フューチャー。懐古趣味的な未来予想図のこと。BTTF2の世界を今観るとそこには、かつて夢見られた微笑ましい未来があります。あの頃はこんなことが問題になるなんて全然思ってなかったんだな、という無邪気さと、今となってはささいなことにあんなに悩んでいたんだ、という懐かしさのようなもの。時間や世界を主人公にした青春映画のようでもあります。


過去のいつか、今日という日を夢見た時があった。未来はフィクションでしか描けません。どんな予想も外挿も、未だ来ない世界はふわふわしていてつかみどころがない。だからこそ、今、未来のいつかを夢見てもいいんじゃないかなと思います。この映画のような素敵なフィクションがまた現れるといいな。