キングスマン:ゴールデン・サークル

今年の映画初め!初っ端からスリリングで面白おかしいアクションで、景気のいいスタートでした。さいこう!


前作は映画館で観られなくてBDで観たんですが、声出して笑っちゃいましたね。数々のスパイ映画のエッセンスを取り込んで、おバカに走りすぎずにきっちりアクションを決めて、どストレートな大団円に持って行く強引さのバランスがすごく良い映画でした。んで、その続編です。
ちょっとストーリーのパンチが弱いかなという点はありましたが、あほっぽいスパイ映画(褒めてる)の大味な感じがすごく良かったです。そうなのよ、この映画ってすごくスナック菓子ぽいというかめっちゃ大雑把な味で、そういうのでお腹を満たしたい時もあるんだよ!
そしてアクションの爽快感がいい。キングスマンチームのどんな激しい取っ組み合いでも優雅さを決して忘れないあほみたいに生真面目なアクションと、ステイツマンチームの「とにかく勝ちゃいいんだろ!」的な雑でありながらきっちり仕留める狡猾なアクションのぶつかり合い。いいねえ、ていうかアクションにお国柄が出るってキン肉マンかよ!って思って見てました。いや、あんまりキン肉マン知らないけど。だって、キングスマン、ステイツマン(ていうかテリーマン)ときたら、次はラーメンマンだとおもうんだよね。次回作はきっとおでこに中って書いたやつが出る。


今回、すごく良いキャラだったのがマーリン(マーク・ストロング)でした。前作はけっこう真面目キャラかと思ったら、今回はわりとお笑い方面もあったり最後はちょっといい話になったりして。カントリー・ホームのシーンは良かった。あと地味にステイツマン側のジンジャーエールハル・ベリー)とタッグを組んで、裏方業務してるとかそういう一面が観られました。あと地味にジェフ・ブリッジスが出てたのもぐっときた。おっさんはやっぱりいいわね。