ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

英語版で観たのでふわっとしか理解してないところもありますが。

クリアするまで出られない、謎のゲーム「ジュマンジ」に取り込まれてしまった高校生四人は、マッチョ、美女格闘家、教授、地図と荷物持ちの役割に振り分けられ、危険なゲームを余儀なくされる、そんなお話。


まずはこの映画のゲームっぽいところがすごくいいんですよね。
ゲームに囚われた四人はそれぞれ三回のリトライが認められています。みんな三機持ってるっていうこと。(ライフは機で数える古いタイプ)で、死んだら空から落ちてきてリトライ。それがマリオみたいなビットの画面じゃなくてリアルな実写でやるからすごくシュールなんだけど、そこが可笑しいんですよね。それに機が減った時の「ああ〜」って感じがすごくリアルでした。
それぞれのキャラクターに付随したステータスや属性によって、めっちゃ足が速かったり格闘技がめちゃめちゃ強かったり、なぜかケーキで大変なことになったりと、そういう「ゲームデザイナー、絶対ここでネタに走ったな!」って感じの無茶苦茶な設定とかも良かったし、NPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)の使い方も良かった。そうそう、ゲームおたくinマッチョの子が「NPCって何!?」って質問にさらっと答えるおたくっぷりがすごくぐっと来ました。


それにしてもゲーム内のそれぞれのキャラクターがきちんと内面を反映していたり、ゲーム内でその姿でいることで少しずつ変わっていったり、変わらなかったり、そういう部分をきちんと表現しているところはすごく良かったですね。ドウェイン・ジョンソンがあんなにおたくっぽい内面を出せるとは思わなかったし、ジャック・ブラックのイケイケ女子高生の憑依ぷりは完璧すぎたし、カレン・ギランのちょっと奥手でシャイな女の子は見ててすごく応援したくなった。

今度は吹き替えで観たいな。