2001年宇宙の旅 IMAX


地元のIMAXシアターが地震の影響で休業していて観られない!という状況だったのですが、上映期間中に運良く関東方面に行く用事ができてちゃっかり観てきました。たしか二週間くらいの限定公開なんだよね。ラッキー。


で。2001年宇宙の旅、です。映画館で観たのは初めて。
いやーなんだろうね、これ、なんか書く必要ってあるのかな。まあ必要って点ではどんな映画も別に感想なんて書かなくてもいいんだけど、ことこの映画については、言語化難しくない?まあそんなこと言いながらも、こうやってなにか残しておきたい気持ちもあるんですよね。
なんだろうな、宇宙行って戻ってきたという感じがするんですよね。他にもたくさん宇宙を描いた映画はたくさんあって、例えば「ゼロ・グラビティ」とか舞台がほぼ宇宙空間という特殊効果としては、こっちの2001年以上の描写ではあるんですよ。でも、多分映画としての骨の部分が違うものなんだろうな、と思うんですよね。2001年宇宙の旅は、知的生物としてのヒトと、ヒトを遥かに超える知的生命体の存在を通して、知性の変化を段階的に描いています。なんというか、そこに個としての物語はなくて、もっと大きなヒトという種の物語なんですよね。そういう種の物語はやっぱり地球という狭いところではなく、宇宙のような大きな舞台に出なければ描けないんじゃないかな。そういうところが他の宇宙を舞台にした映画とは異なっていて、すごくとっつきにくい印象を持たれていると思うんですよ。だって人間個人の人生もちらほらと出てくるけど、わかりやすいドラマというわけでもないし。でもこれをヒトの物語として見れば、どんな人種であっても「ヒト」という根元に響くわけで。ヒトというか、知的生命というか。そういうところに触れてくる映画なんだなあと改めて思いました。いやーこういう映画は他にないよね。