毎日暑いですね。
ここのところはテレワークではなくて出勤してたのでひときわ暑く感じますな。ほんとエアコンないと死ぬねコレは。北の方も冬場に暖房ないと死ぬけどそれに似てるような。生きるために機器を必要とするなんてすごくサイバーパンクな感じがしますね。なんかもうエアコン効いているところを渡り歩いて生活しているし、ほぼ同化してるんじゃないか。なーんてね。はやく涼しくならないかなあ。。
えーとここのところは新作映画を観てなかったな。暑いのとちょっと忙しかったのとで映画館から遠のいてました。そろそろ行きたい。。
その代わり超王道ファンタジーを読んでました。
指輪物語です。
社会人学生をやってて今期は世界文学の科目を取ったんだけど、その課題の中で読んだ作品が指輪物語を引用してたのがきっかけ。指輪、有名な作品だから他の小説とかにもたまに引用されてて、なんとなく知ってはいたんですよね。で、せっかくだしちゃんと読んでみるか、と思ってまずは「ホビットの冒険」から読み始めて、今は「二つの塔」の途中まで。
子供向けのような柔らかな文体なんだけど、情景が豊かでキャラクターもそれぞれ立っててすごくいい。特にドワーフなんかはゲームのウィッチャー3や小説を読んでたからすごくイメージしやすくてかなり好き。それと野伏の馳夫がなかなかカッコいいキャラだし、ホビットたちはカワイイし、魔法使いは強力だし旅の仲間(パーティー)がRPGゲームの原型のようでゲーム好きとしてもワクワクするんですよね。
それぞれに試練や困難があって、種族を越えた友情があったりイベントもたっぷり。主役のホビットが物理的にか弱い存在で、周りがきっちり守っているのも面白い。ホビットはまったく戦いには向かないんだけど、お互いに思いやったり機転を利かせて危機を乗り越えたり、内面的な強さを持ち合わせてるところはゲームでは描かれにくい物語ならではの良さがあります。
なんだろうな、この物語、当たり前だけどゲームぽいけどゲームではなくて、分かりやすく世界を救う勇者はいないんだけど、旅の仲間それぞれに困難に立ち向かっていく姿が少しずつ勇者の片鱗を担っているような、そんな感じ。みんなが勇者だよ!
と言うわけでずいぶん前に公開した映画の方も観ました。公開当時は「こう言うのもやってるんだなー」くらいにしか思ってなかったけど、なかなかヒットしてたのは記憶にあるな。
馳夫(アラゴルン)がちょっとカッコ良すぎない?もっともっさりしたおじさんをイメージしてた。あとはドワーフ、エルフ、魔法使い、ホビットなどなど人間以外の種族のキャスティングが絶妙で素晴らしい。イアン・マッケランのガンダルフ、イメージ通りでちょっと笑ってしまった。エルフの女王、ガラドリエル役のケイト・ブランシェットの美貌が人間離れしてて凄かったなー。
お話は基本的に旅の仲間そのままだけど、3時間弱の尺で旅の仲間のストーリーをまとめるにはやっぱり少し早足だったかな。でも主要なシーンは溢さず繋いでて、情感を盛り上げるところはきっちり時間を取ってて小説から映画への翻訳はすごく上手だった。
それにバトルシーンはやっぱり映画の方が見応えがあるね。小説も想像が楽しいけど迫力が違うもんな。旅の途中ののんびりしたところは小説の方がじっくり読めて好きかな。いやーどっちも良い。