最近のことと今年みた動画配信サービスのあれこれ

クリスマスも終わって年の瀬ですね。毎年、年末年始は実家に帰省していたけど今回は見送りました。
いやー実家を出て二十数年、初めてだよ帰らないの。大晦日には家族でちょっとした会をするんだけど今回は初のオンライン参加(笑)
まあ顔見られるだけでもいいかなあ。ちょっと寂しいけど。

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さて。今年はそんなわけであまり映画館にも行ってなくて、映画・ドラマ・アニメなどなどは主に動画配信サービスで摂取していました。というかネトフリ。この前久しぶりに年末のテレビで音楽番組とかを見たけど、今のテレビってネットサービスのCMけっこうやってるのね。時間帯的にネットユーザーが多いせいかもしれないけど、ネトフリとかSpotifyとかへーと思いながら見てました。
まあこんなご時世だし、みんな家で「なんか観るか」ってなるよね。そういや前回からアカデミー賞もネット配信の作品が出てきてるし、今後は増えていくのかも。

というわけで今年観た印象的なコンテンツをまとめてみます。

 

アニメーションではこれ。
ボージャック・ホースマン

最初は英語の耳慣らしに良いかなと思ってあまり本腰を入れて観てなかったんだけど、途中から面白くなって結局吹き替えで最後まで観ました。
アル中で女癖が悪くてあまりパッとしないキャリアの中年俳優ボージャックの人生の悲喜交交。ちなみにボージャックは馬の顔をしたキャラで、このアニメ、ダイアン(人間の女性)、プリンセス・キャロライン(猫の女性)、ミスター・ピーナッツバター(犬の男性)、トッド(人間の男性)となんだか生物的にはごちゃ混ぜなんだけど、特にみんな気にせずに暮らしてるんですよね。で、最初はなんでだよ、と突っ込みながら観てたけどあまり気にならなくなりました。
なんだろうな、このアニメの登場人物見た目はアニメなのに抱えてる葛藤とか不安とか願望がすごく生々しい。例えば一番好きになったキャラがプリンセス・キャロラインなんだけど、彼女はハリウー(ほんとはハリウッドなんだけど色々あってハリウーになったらしい) というショウビズの世界で強かに生き抜いてきたバリバリのキャリアウーマンなんだけど、途中からこの人生で良かったのかと自省して婚活したりそれまでグダグダと関係を続けていたボージャックと縁を切ろうとしたり色々と悩んだり行動したりするんですよね。
それが同年代の友達を見ているような親近感を感じてしまって、観ながら応援したくなってしまう。でもいくら婚活相手のネズミと相性が良くてもネズミの義実家はキツいな。。
わたしの人生このままでいいの?なんて誰でも思うところに持ち前の行動力でぶつかって、落ち込んではまたポジティブに立ち上がる、そんなプリンセス・キャロラインが好きだったな。それと一冊も書き上げられない作家志望で物事にセンシティブなダイアンも良かった。性格の全然違うミスター・ピーナッツバターと肉体的な相性は良くても彼の犬気質な生活に嫌気が差したり(私もサプライズなプレゼントとか嫌い)、色々ままならない。
そうなんだよな、この作品に登場する人たちみんな人生がままならない。誰一人、とっても幸せで満ち足りているって人がいない。誰しもがそれぞれに不満や寂しさを抱えていて、それをどうにかしようと小さな間違いを積み重ねていくんですよね。でもその中でふとした瞬間に、輝くものが見えたりちょっとだけ安らかな気持ちになれたり、そういう瞬間も確かにある。ビターとスイートなさじ加減が絶妙な作品でした。今のネトフリのアイコン、プリンセス・キャロラインだわ。

https://www.netflix.com/title/70300800

 

映画ではこれかな。
オールド・ガード

こういう映画館でかかっててもおかしくない質のコンテンツが配信で見られるってすごい。
世界に裏側から関与する謎の武装集団と、彼らの秘密をつけ狙う企業との戦いの物語。
シャーリーズ・セロンと言えば近年ではマッドマックスのフェリオサ役が印象にあるけど、こちらのアンディもわりとフェリオサみのある強い女性が魅力的な役どころでした。しかしアクションのキレが素晴らしいよね。チームの最年長であるアンディと最年少のナイルとの初邂逅のシーン。ナイルも若いとはいえ米軍の兵士だけあって戦闘の基礎はきっちりしているのにそれを手玉にとるアンディの余裕がめっちゃかっこいいんだよね。
お話は歴史改変ぽくフィクションで全力で遊んでる感じがとても好み。これ、グラフィックノベルなんだね。ちょっと興味出てきたから後で探してみようかな。。

https://www.netflix.com/jp/title/81038963


ドラマはこれ。
オルタード・カーボン

タケシ・コヴァッチのスリーブ(外側)が交代してのシーズン2。俳優さんはとても良かったけど前作ほどサイバーパンク感はあまりなかったかなあ。植民地支配と革命ものの側面と恋愛ものとしての側面が、なんだか上手く組み合わなくて盛り上がらなかったな。。それぞれのエピソードは良かったけどね。
AIどうしのドラマがけっこう好きだったな。前作で武装ホテルの支配AIだったポーが気に入ってたからまた登場してくれて嬉しい。あの世界ではAIも生き残るの大変だよな(笑)

https://www.netflix.com/jp/title/80097140