最近のこと

またまた1ヶ月ぶりの更新です。

この一週間まるまる夏休みだったんですよ。社会人になってこんなに長いお休みってなかなかないしブログも書く時間たっぷりあるね!と思ったんですが、帰省もせずにぼーっとしていたらあっという間に過ぎ去りました。。うへえ。

そういや1ヶ月前と言うとオリンピックとかあったんでしたっけ。開会式も閉会式も全然見なかったなあ。そういや開会式の日だったかなあ、映画の「ゴジラvsコング」見てて怪獣どうしのアツいどつきあいを応援してました。どっちもやっちまえ〜。

それにしてもデカい奴らが都市をがんがんぶっ壊していく様はやっぱりいいですな。今回人間側のお話がなんだかちぐはぐで残念だったんだけど、怪獣のシーンはたっぷり見応えがあって良かった。直近でアニメのゴジラSPも見てたからゴジラ方面に興味も向いてたしね。

 

それとようやく三体2 黒暗森林読み終わりました。

いやーすごかったね。みんなすごいすごい言うのよく分かった。SFネタはすごくシンプルなのにああいう展開で持ってくとは。。あんまり書いちゃうとネタバレるから、個人的なエピソードだけ。最後の方に差し掛かった時にお風呂入ろうとしててお湯ためてたんだけど、あまりに続きが気になって最後まで読み切るまでほっといたらお湯冷めてたよね(笑)「ぬるい!」って叫びながら入ったけど、そんなお湯が冷めるほど夢中になるSFでした。(どんな感想だ)推しキャラの史教(シーチアン)がまたもいい感じに活躍してくれて、こういう魅力的な脇役も絶妙なんだよなー。

 

続いて三体3を読み始めたけど、またちょっと速度落ちててぼちぼち。だってあのラストで続きって、ねえ。まだ序盤でフーンという感じで読んでるけど、多分これもお湯冷めるんじゃないかな、という気がしています。いやお風呂ちゃんと入ってから読めって感じだけど。

 

それとあのハードSFのグレッグ・イーガンの直交三部作、クロックワーク・ロケット読みました。

 大学で物理を習ってて、基礎的なところが終わって専門的なところにも踏み込んだところだったのでそろそろいいかなと思って。ちなみにこの作品も含めてSF読むのに物理の専門課程とか履修している必要は別にないと思ってて(それは専門書の領域)、この作品も物理・天文方面の知識がたくさん出てくるけど、それとは別にいい作品でした。

いやでも、イーガン読んで初めて「うおお!分かる!」ってなった(笑)最初だけ。これだけでも大学行ってよかったなー。

この現実とは異なる物理法則の、人間のような昆虫のような不思議な生態の人たちが、自分たちの住む世界の天文学的な危機に対して知識で対処する、というのがメインのお話。異なる物理法則とは書いたけどまるっきり別ではなくて、運動量保存則とか古典物理まではおおよそ同じぽい。まあイーガンだからね、この辺の世界の作り込みは半端ないし、よく分からなくてもまあそういうことなんだなーくらいの理解でした。物理のテキスト並みに図解がよく出てくるし。

それはそれとして、危機や困難を乗り越えていく人々の強さや弱さがドラマチックで、ハードSFというくくりではもったいない、すごく多層的なお話でもありました。主人公の尊厳や生命の危機に救いをもたらすものが科学なんですよね。そこがぐっときたなあ。また一方で他の登場人物の同じような危機にはフィクションが救いとなったり、偏っていないところもよかった。

まだまだ続きがあるのでゆっくり楽しもうかな。そして大学の来期も物理がんばろう。。