最近のこと

この前までぽかぽか陽気だったのにここ数日はなんだか寒いですね。

まあ花粉は絶賛飛散中だし道路沿いに菜の花も咲いてるし、人間世界におかまいなしに季節は進んでるみたいです。

 

さて、ここ1ヶ月のことのふりかえり。

大学は休校期間なので勉強はお休み、といきたい気持ちもあるけどこれまでの復習をしときたいなあとも思いつつなかなかできてないです。こういうのは一気にやるんじゃなくて毎日ちょっとずつ習慣にしていくのがいいんだけど、なかなかねえ。。あーやんなきゃなーとテキストを横目にPS5の新作ゲームやってたり。ああダメな大人。

 

仕事の方はひと段落ついたみたいです。去年の暮れくらいから「終わったか!?」「まだだっ!」「今度こそっ!」「いやまだだっ!」「もう勘弁してー」「まだまだー」みたいなことを繰り広げていたんですが、ようやくエンディングが見えてきたようです。なんかもうゲーム終盤のボス戦みたいだよ。そしてエンディングの後で次回に続く伏線が入るんだきっと。。

 

ゲームつながりで、PS5の新作ゲーム「Horizon Forbidden West」とエルデンリングを始めました。ホライゾンの方、日本語で呼ぶの難しいんだよな。フォビッデンウェストって言いにくいから、新作とか2とか呼んでます。どっちもオープンワールド系のアクションRPG。ホライゾン2の方は続編ということもあって、過去キャラの登場がうれしい。そうそう王様、ちょっと主人公に気があるんだよねーとか思い出したり。新キャラや新しい局面がどんどん出てきて、ストーリーにさらに奥行きが出てきて先を進めていくのが楽しい。それにあの世界がまたいいんだよね。廃墟となった文明の痕跡を当時を想像しながら歩いたり登ったり飛び移ったり。そういう行動がちゃんとストーリーにつながっていくところがこのゲームの醍醐味なんだよね。

 

もう一つはエルデンリング。めっちゃ死ぬゲームをリリースする会社として有名なフロム・ソフトウェアさんの新作です。前作の隻狼(せきろう)も結局クリアできてないから今作もあんまり気張らずに楽しめたらいいな、くらいの気持ちで始めました。いやーやっぱ気楽にやると死ぬね(笑)当たり前だけど。敵が強いのは前提としても、ただ探索をしていくだけでもビジュアルやフィールドのデザインが美しくて飽きないんですよこれが。全然レベル上がってないのにすんごい遠くまで行って死んで帰ってくる、を繰り返してます。レベル上げなさいよ。リングとのことなので、なんとなく初めは指輪物語ぽい感じなのかなと思っていたけど、どちらかというとアーサー王伝説とかそっちの方のお話ぽい?

どこまで進められるか分からないけど(多分王にはなれずに放浪したままになりそう)、あの世界の魑魅魍魎と戯れたり草原をぽくぽく馬で走り回るつもり。

 

 

最近読んだ本とか。

そういや前回忘れてたけど、「ウィッチャー短編集1最後の願い」読みました。

 

1話ごとの短編なので登場人物も少なめで筋も追いやすくてゲームとかドラマから入った人にもちょうどいいかも。ドラマのシーズン2にも掛かるお話もあるし。

ゲラルトが初めて登場する「ウィッチャー」。怪物になってしまった王女の呪いを解く、王道の怪物退治の物語の裏にある歪な人間関係が興味深いし、ウィッチャーとしてのゲラルトを印象付ける一作でもあるんですよね。で他の短編を読むと、仕事に徹しようとする冷淡さを持ち合わせながらも、善悪の曖昧な境界で貫こうとする個性もあり、後の恋人となるイェネファーに魅了される一人の男性でもあり、ゲラルトというキャラクターの多彩な面が垣間見られる一冊になっていると思います。最後の願いの後日談はゲームの方のクエストにもあったような。

 

ドラマの方もシーズン2に入りましたね。王女という生まれでさほど苦労したことがなかったシリラも様々な苦境やゲラルト以外の荒くれ者のウィッチャーと接することでどんどん逞しくなっていくし、イェネファーとも合流していよいよ主役もそろい、対するワイルドハントやニルフガードの面々もそろって盛り上がってきました。まあそんな中で吟遊詩人のヤスキエル(ゲームや小説ではダンディリオン)が飄々とお気楽に一行に加わってて楽しい。どこでも歌っちゃうのほんとに根っからのエンタテイナーなんだよなこのキャラ。

 

えーとちょっと話題を変えて。

去年公開された映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」でそれまで主役ジェームズ・ボンドを務めていたダニエル・クレイグが今回でこの役は最後とのことで、次のジェームズ・ボンド役がまだ発表されていないんですよね。で、この前ちょっとこの短編を読み返していて。

この中の「From the Nothing, With Love」というお話、作中には言及はないんですがこれ007のシリーズをメタ的に捉えたストーリーになっています。「ハーモニー」に近いものもあるので気になった方はぜひ。この中で歴代の007や次のジェームズ・ボンドに言及しているところがあって、ジェームズ・ボンド役が空席の今読むとちょっと格別の読後感があるんですよね。あんまり書いちゃうとネタバレするんだけど。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は今までの007からは路線が少し違う「らしくない」映画だったと思うんですよ。ワンパターンのスパイ映画をアイデアにしたこの短編と、そこから脱却しようとしているように見える映画。伊藤さんならきっとこの変化からでもアイデアを思いついていたかも知れませんね。