最近読んだ本とか電子書籍はモノリスだよねってこと

そういや電子書籍というかKindleユーザーになって7年、先日既読が100冊を超えました。いやー100冊分がこのちっこい黒い板(正確にはAmazonさんとこのクラウド)に収まってくれるおかげで本棚圧迫せずに済んでてほんと助かる。紙の量にしたら相当だもんな。まあ全部がいわゆる本でもなくて、雑誌の一記事とか短編一話だけとかも含まれてるけどね。100冊何読んだっけなーとちょっと思い返しながら最近読んだ本の感想とか書いておきます。

さて。8割くらいは小説です。ジャンルはもちろんサイエンスフィクション。セールで買うことが多いから古典とか昔から作品を出している作家さんの旧作が多いかな。海外だとクラークやイーガン、国内は神林長平円城塔とか。円城さんは一時期短編一話くらいの長さの、音楽でいうシングルをよく出していてそれは買ってたなー。
SFで最近読んだのはクラークの宇宙の旅四部作。

 

 

2001年は随分前に読んでたんだけど当時は意味がよく分からなくて映画の副読本くらいの印象で、四部作をまた最初から読んでみるとなんだかめちゃくちゃ面白い。前から書いてるけど大学(社会人学生なのです) で物理をやってから描写の中に現れる現象や定義が科学に忠実だっていうのがすごく分かって。
特に2001年宇宙の旅のここ、

ディスカバリー号が得たちょうどおなじだけの運動量を、木星は失ったのだ。木星の速度は遅くなった。ーだがその質量はディスカバリー号の10の21乗倍も大きいので、軌道の変化は探知するにはあまりにも小さい。

アーサー・C・クラーク著 2001年宇宙の旅より)

うおー運動量保存則ー!こういうのさらっと書くクラークまじかっけー!なんか震えたよね。引用はいわゆるフライバイ(スイングバイとも)のことなんだけど、こういうのをあたかも体験したかのように書く外挿(っていうんだよね)の表現力は年数を経ても全然魅力が衰えないんですよね。確かに未来に関する細かい設定はずれてきているけど、運動量保存則みたいに変わらない部分はずっと面白いままだなあと感じました。

2010年宇宙の旅の木星の衛星イオの風景とかもすごかったな。いやークラークは実は既に行ってるよね、イオ(笑)無人探査はそろそろ太陽系出ちゃうところまで行ってるけど、3001年終局の旅では太陽系の縁(オールトの雲のあたり)まで有人で行きたいねえ、とまで言ってるし、なんだろうな現実よりヒトの想像力の方が空間も時間も超えて先に到達しちゃうってことに「ヒト、すごい」というセンス・オブ・ワンダーを感じる四部作でした。ヒトっていうかクラークなんだけど。

 

 

2061年宇宙の旅

2061年宇宙の旅

 

 

3001年終局への旅

3001年終局への旅

 

 

サイエンスフィクションも好きなんだけど、ノンフィクションもちょいちょい読んでて最近のはこれ。

ロウソクの科学。

 

ロウソクの科学 (角川文庫)

ロウソクの科学 (角川文庫)

 

 

電磁気学などでおなじみのファラデーが一般聴衆を対象に講演した内容の本です。
タイトル通りロウソクを使った化学反応を題材にしていて、講演自体は19世紀に行われたものなんだけど思ったより高度な化学的操作をやってのけたりしてなかなか面白かったです。でも文字と簡単なイラストしかないから分かりにくいところもあって世が世なら動画で見られるのになあ、と思うところも。
一方でこの講演の中で聴衆に対して「気になった人は家でもこうすればできるからね」ってきちんとフォローしてるところはすごくよかった。科学って一般の人にはなんだか手が出しにくい、高尚なイメージが(少なくとも私には)あると思うんだけど、そのハードルを下げていくアプローチが新鮮だったな。
今はサイエンスコミュニケーターという専門家と一般人を繋ぐ役割があるけど、ファラデーさんはまさにその魁的なことをやってるんだよね。そりゃこの本が今も読み継がれるわけだよな。あと聴衆の一人が持ってきた日本の和蝋燭が実験の後半で出てきたりして、すごく貴重なものだろうに「これ、ファラデーさんに使ってもらおうか」って思った人の気持ち、なんか分かるなあ。そういう聴衆の盛り上がりも随所に感じられて、厳格な科学実験というよりちょっとしたライブパフォーマンスぽい感じだったのかも。そりゃ楽しいよな。


電子書籍で思い出したけど、以前英会話教室に通ってた時によく本の話をした読書家の先生がいて、電子書籍ってこんな感じだよって見せたことがあった。先生は紙の方が好きだなあ、みたいなことを言ってたけどその先生に伝え忘れたことがあって。It's my little monolith. (これ、わたしの小さいモノリスなの) って。なーんてね。クラークもブラッドベリもギブスンも読んでた先生だったから、このギャグわかってくれたと思うんだよなー。

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最近のこと

ここのとこはまたテレワークに戻りました。

うーん、やっぱりテレワークいいな。以前はごはん食べるテーブルでやってて身体がしんどかったけど、椅子とか机とか整えたからかなり快適だし、ゆっくりお茶飲めるのがいい。その代わり絶賛運動不足中だけど。。

 

それはさておき、ここのところ観た映画とか読んだ本とかを記録しておこう。

なんだかProにしてるのに全然使ってないんだよな。。

 

[映画]TENET

もう観たの随分前になってしまったけど。「インセプション」や「インターステラー」などでおなじみの、クリストファー・ノーラン監督の新作です。

コレ、公開当初は「なんだか分からないけどスゴイ!」って感想がよくTwitterに流れてきてて、あ、コレはあれだ面白すぎて語彙を失う系の、マッドマックスみたいなやつだ、と思ってあんまりネタバレしないうちにささっと観に行きました。

で、やっぱり。最後はなんだかよく分からなかったけど、爆発したり収束したり走ったり戻ったりしててスゴイ面白かった!(語彙)

なんなんだろう、SF的な基盤をガッチリ作っておいて、その上でド派手なアクションとちょっと懐かしい感じのスパイものをのっけた、食べたいものぜんぶでてきたプレートランチみたい(笑)美味しい、美味しいよう。

SF的な時間逆行の下りは、いま大学で物理やってて講義の中で「振り子のような運動は行ったり来たりしても違和感はないけど、物体が滑っていって止まる(摩擦熱が発生するような)運動は逆の運動を再現すると逆再生だと分かる、そういう不可逆性がある」って説明があって、その時はふーん確かにと思ってたんだけど、この映画観て「いやまさにコレ!これのことですか先生ー!」ってなったわ。エントロピー云々のところはまあちょっとフワッとしか分からないけど。。へへ。。

でも、そういう科学ネタを盛り込みながらお話は「核とスパイ」なんてとても古典的なスパイもので、あまり深く考えなくても「核で世界がやばいからスパイが頑張る」お話としても楽しめるんですよね。かなり雑にまとめちゃったけど。

なんだか久しぶりにパンフレットとか買っちゃったな。最後の方、なんだかもう逆なのか順なのか、疲れちゃってあんまり考えないで楽しんでしまったけど、パンフレットにはちゃんとどうなってるのか図解が載っててお買い得でした。もう一回観にいこっと。

 

 [本] はだかの太陽

アシモフの「鋼鉄都市」の続編、人間の刑事とロボットのパートナーが殺人事件を解決するミステリであり、ちょう有名なロボット工学三原則を踏まえたSFでもあるお話です。

ええと、前作の鉄鋼都市での熱血刑事ベイリと冷静なロボットのダニールのコンビがすごく楽しかったんですが、今作ではダニールの出番少なめでちょっと残念。

人間であるベイリが別の星系の今まで知られていなかった閉鎖的な文化を持つ社会と関わることで、人間の側の未熟さが顕わになっていく、そういうお話なのかな。SF的な部分は今読むと「まあそりゃそうだよな」と思う部分も多かったけど、ミステリ部分がなかなかに面白くて「文化的に身体接触を究極のタブーとする人間による殺人」なんて、これだけで普通に面白かったです。まあダニールのようなロボットだと犯人が瞬時に分かっちゃいそうだから、あんまり出さなかったのかなあ。うーん。

 

 

ちなみにこの人間刑事とロボットのパートナー、ゲームの「Detrot Become Human」のアンドロイド嫌いの刑事ハンクと高性能アンドロイドのコナーを想像しちゃうんだよな。こちらもロボット工学三原則とはちょっと違うけど、人と機械の関係をテーマにしたゲームですごく好きです。アシモフとかある程度参考にしてるのかなあ。

 

【PS4】Detroit: Become Human Value Selection

【PS4】Detroit: Become Human Value Selection

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Video Game
 

 

最近のこと

9月末の連休はお盆で帰省できなかった代わりに実家に帰ってました。

お仕事も一段落したとこだったので有給も付けてちょっとノンビリしてこようと思っていたのです。。

そしたら乗り遅れたさ(北海道弁的な平坦なイントネーションで)飛行機。

いやーびっくり。これまで仕事で乗ることも多くてかなり慣れてたはずなんだけど。

まさか、天気も良くて(吹雪で着陸できなくて折り返したことあったな)飛行機の整備不良でもなくて(部品足りなくて?欠航になったことあったな)システム障害でもなくて(発券できなくて大幅に遅れたことあったな)、単なる「ぼんやり」で遅れたの初めてだよ!もー出がけにゲームとかしてるからだよ!ばかばか!

というわけで、秋休みの初日はせっかく有給取ったのにお部屋でだらだら過ごしました。運良く翌日の便に乗せてもらえたから良かったけど、ほんと空港から荷物持って帰ってくるのあほみたいだったな。。気をつけよう。

 

さて。連休はというとまあ別に何をするでもなくだらだらと過ごしてきました。実家、新型コロナウィルスの感染者がまるで居ないところで、帰る分には安心なんだけどこっちからいろいろ持ち帰らないように気を使ったなあ。

帰省の折には毎回のように行くカフェがあるんだけど、飲食店はなかなか経営が厳しいらしくてクラウドファンディングというやつで支援をしてみました。

ほんとは直接お店に行ってお茶したり、紅茶(の専門店なので)買ったりするのが一番なんだろうけど、遠くからでも応援できるのはいい仕組みだなあ。私の微々たる応援がどのくらい効いたのかは分からないけど、行ったらいつも通りに営業してて美味しいお茶が飲めて良かったです。なんかこういうのですら幸せなことになってしまうな。

 

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むこうは爽やかな秋晴れでいい秋休みでした。それにしてもレンズ、なんか汚れてないかコレ。。もーちゃんとキレイにしといてよ自分。。

 

 

 

 

最近のこと

毎日暑いですね。

ここのところはテレワークではなくて出勤してたのでひときわ暑く感じますな。ほんとエアコンないと死ぬねコレは。北の方も冬場に暖房ないと死ぬけどそれに似てるような。生きるために機器を必要とするなんてすごくサイバーパンクな感じがしますね。なんかもうエアコン効いているところを渡り歩いて生活しているし、ほぼ同化してるんじゃないか。なーんてね。はやく涼しくならないかなあ。。

 

えーとここのところは新作映画を観てなかったな。暑いのとちょっと忙しかったのとで映画館から遠のいてました。そろそろ行きたい。。

その代わり超王道ファンタジーを読んでました。

 

新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (評論社文庫)
 

指輪物語です。

社会人学生をやってて今期は世界文学の科目を取ったんだけど、その課題の中で読んだ作品が指輪物語を引用してたのがきっかけ。指輪、有名な作品だから他の小説とかにもたまに引用されてて、なんとなく知ってはいたんですよね。で、せっかくだしちゃんと読んでみるか、と思ってまずは「ホビットの冒険」から読み始めて、今は「二つの塔」の途中まで。

子供向けのような柔らかな文体なんだけど、情景が豊かでキャラクターもそれぞれ立っててすごくいい。特にドワーフなんかはゲームのウィッチャー3や小説を読んでたからすごくイメージしやすくてかなり好き。それと野伏の馳夫がなかなかカッコいいキャラだし、ホビットたちはカワイイし、魔法使いは強力だし旅の仲間(パーティー)がRPGゲームの原型のようでゲーム好きとしてもワクワクするんですよね。

それぞれに試練や困難があって、種族を越えた友情があったりイベントもたっぷり。主役のホビットが物理的にか弱い存在で、周りがきっちり守っているのも面白い。ホビットはまったく戦いには向かないんだけど、お互いに思いやったり機転を利かせて危機を乗り越えたり、内面的な強さを持ち合わせてるところはゲームでは描かれにくい物語ならではの良さがあります。

なんだろうな、この物語、当たり前だけどゲームぽいけどゲームではなくて、分かりやすく世界を救う勇者はいないんだけど、旅の仲間それぞれに困難に立ち向かっていく姿が少しずつ勇者の片鱗を担っているような、そんな感じ。みんなが勇者だよ!

 

と言うわけでずいぶん前に公開した映画の方も観ました。公開当時は「こう言うのもやってるんだなー」くらいにしか思ってなかったけど、なかなかヒットしてたのは記憶にあるな。

ロード・オブ・ザ・リング (字幕版)

ロード・オブ・ザ・リング (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

馳夫(アラゴルン)がちょっとカッコ良すぎない?もっともっさりしたおじさんをイメージしてた。あとはドワーフ、エルフ、魔法使い、ホビットなどなど人間以外の種族のキャスティングが絶妙で素晴らしい。イアン・マッケランガンダルフ、イメージ通りでちょっと笑ってしまった。エルフの女王、ガラドリエル役のケイト・ブランシェットの美貌が人間離れしてて凄かったなー。

お話は基本的に旅の仲間そのままだけど、3時間弱の尺で旅の仲間のストーリーをまとめるにはやっぱり少し早足だったかな。でも主要なシーンは溢さず繋いでて、情感を盛り上げるところはきっちり時間を取ってて小説から映画への翻訳はすごく上手だった。

それにバトルシーンはやっぱり映画の方が見応えがあるね。小説も想像が楽しいけど迫力が違うもんな。旅の途中ののんびりしたところは小説の方がじっくり読めて好きかな。いやーどっちも良い。

 

 

ホビットの冒険 オリジナル版

ホビットの冒険 オリジナル版

 

 

 

 

 

 

最近はゲームばっかりってこと

前回のブログから一ヶ月、仕事はそんなに忙しくなかったんだけど大学の試験期間があったりしてちょっと空いてしまってました。

試験はなんとか終わったんだけど、相変わらず数学と物理でちょう苦労したわ。ははは。。物理、苦手だけどやってみたくてこのコース選んだんだけど、やっぱり難易度高いなあ。あれだ、面白そうなゲームに手をつけたら予想外に敵が強くて進めない、みたいな感じ。まあもうちょっと攻略できそうなところからやってみるけど、ラスボス(量子力学)に勝てる気がしないな。。

 

で。結果は気になるけど試験も終わったことだし、ここ最近は面白いゲームも相次いでリリースされたし、連休はどこにも行く気がしないし、っていうわけでうちでゲーム三昧でした。なんだか梅雨も明けてなくてお天気もよくないしね。

 

The Last Of Us Part 2

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: Video Game
 

 

前作もDLC込みでプレイしているくらい好きな作品です。謎の奇病によって絶滅しかけている人類の物語。

前作ではこのまま人類が滅びるのは必定ではないか、というようなかなり絶望的な終わり方をしていたのですが今作はその絶望の続き、というかそこからずっと続いている地獄のような世界が舞台なんですね。人間が暮らしていける「世界」が恐ろしく縮小されてしまい、そこから出ようとすると途端に凶暴化した感染者や人間の暴力集団が覇権を争う、無常の世界しかない。

まだ途中なんだけど、この物語は復讐劇でもありながら、そんな小さなコミュニティや危険な外の世界、両方からの逃避の物語でもあるのかな、と。

それにしてもPS4になって廃墟や侵食する自然の描写レベルが格段に上がってすごく綺麗なんだよ。ドラマの進め方も前作と同様にプレイシーンとドラマシーンがすごくスムーズでこういう高い没入感はこの作品、すごく洗練されてるんだよね。

前作に比べて戦闘も少し優しくなった?というか、前作はFPS視点でやっててよく視覚の外から感染者に噛みつかれてトラウマになりかけたんだけど(笑)、今作はTPSでわりと周囲の様子が分かりやすいかも。ちなみに難易度はEasyだけどね。

それとなぜかこの作品、ものすごく酔いやすいんだけどなんでだろう?ここのところ少し慣れてきたけど、十分くらいで酔ってる時がある。というわけで少しずつ細切れで進めてるんだけど、そんな短編ドラマみたいな時間でやってても何かしらドラマが起きててすごい。

 

 Ghost of Tsushima

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: Video Game
 

 元(モンゴル)の襲来をテーマに対馬の戦乱を描くオープンワールドなアクションゲーム。

オープンワールド、めっちゃ好きなんですよ。シナリオに束縛されず、行きたいところにフラフラと行ける自由さ、そこで見つけたもの、起こったことが物語に接続する楽しさ、オープンワールドは本や映画のようなリニア(線形)な面白さとは違う、「自分の」お話とゲームのお話が混ざり合う、あるいは混ざらない自分だけのお話になるところがいいんですよね。

で。これです。いやーほんと最近のゲームは他のいいところを遠慮なくガンガン取り込んでエンタメとして成熟してるなあ。闇討ちなどのステルスキルや崖登りなどのパルクールなんかはアサシンクリードメタルギアソリッドが好きだからすごく嬉しい。拠点攻略や周囲の物証を探しての探索とかウィッチャー3に近い雰囲気があるし、敵の戦闘で体幹を崩してとどめを刺すあたりはSEKIROにちょっと似てるかも。

それでいてちゃんとオリジナルの部分が盛り込まれてるんだよね。敵陣での一騎討ちとか鳥や動物の追跡とかがすごく楽しい。延々と鳥を追いかけてしまう。。

そして何より、ゲームシーンの美しさ。昨今はフォトモードでゲームのキャプチャが撮れたりするんだけど、ほんとすごいよ。

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ミッションの途中でなんとなく撮っただけでこの絶景。しかもこのゲーム、かなり黒澤明監督の映画作品にインスパイアされているみたいで、黒澤モードなるものもあるみたい。ほんとあれだ、七人の侍とかの殺陣をプレイする感じだ。

 

すごく好きになるゲームって物語ももちろんなんだけど、しばらくした後にまたその世界に行きたくなるんだよね。これもきっとそうなる一本になると思う。

よーし、ツシマをさまようぞー(メインストーリーそっちのけで)

 

 

 

 

 

最近読んだ本とか

暑くなってきました。

去年も思ったけど梅雨ってもっとジメジメしてなんでもすぐにカビだらけになっちゃうイメージがあったけど、意外とそうでもないんだね。

時々晴れ間もあるしずっと降ってるわけでもないし。とはいいつつエアコンがなんとなくカビくさい感じになってきたけども。たまに掃除とかしてるけど、どーしたらいいんだコレ。

 

そんなことはさておき、相変わらずSFを読んでおります。三体、まだ続き読んでないけどめっちゃ面白そうだな。中国SFも盛り上がっているけど、ここ最近国内のなかでも百合SFというものを読んでました。

ちなみに百合SFのイメージは『女性どうしが深い関係になりつつ、それを包む世界にSF的な仕掛けやネタがある』というくらい。あってる?まあ定義はあんまりよく分からないけど百合とSFがどうくっついてるのかってところが大事なのかな。その辺をちょっと思いながら読んだ感想などまとめます。

 

 ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

長編SF「天冥の標」など有名な小川一水さんの読み切り作品。とにかく読みやすいのにSFがきっちり基盤を固めていて、まず間違いなく面白い作家さんです。

んで、これもすごく読みやすくてキャラもすごく立っててほぼ一気読み。ちょっとだけ内容を説明すると、辺境の惑星周辺に暮らしている人類は、惑星中心部から出てくる鉄鋼資源などの塊である「魚」を獲って暮らしていて、その「漁船」(という名の宇宙船) の操縦手(ツイスタ)の女の子と、漁船の形状を航行に合わせて自在に変形させるデコンプという役目のいわゆる女房役の子との関係を軸に、世界の秘密やら人類が抱えている問題やらがあっちこっちから降って湧いては片付いたりするお話。百合の当事者だけの閉じた世界だけでなく、周辺の人々の過去や秘密、理解し得ない人たちとの歩み寄り、といった世界が開かれていく方向にお話が進んでいくのが小川さんらしくて好み。

女房役のテラが相棒のダイオードとの関わりのなかで次第に自分自身の在り方を自分で認めていく展開とか読み応えがあったなあ。逆にダイオードが心を開いていく過程とか時々暴走しちゃうシーンとか勢いとドラマがあってすごく面白かった。ただそれが百合であるべき、というものはあまり感じられなくて「この二人だからこその関係」という印象の方が強いかも。

SF的には今ちょうど大学の講義で初歩的な物理をやってて、船の軌道とか回転運動とかその辺がきっちり書き込まれているのがちょっとずつ理解できて楽しかった。角運動量保存則が身に染み付いているなんて羨ましすぎる(笑)

SFと百合がガッチリ結びついているというよりも、百合もSFもふんわり時々ハード、っていうコントラストが楽しい作品でした。絵的にもカワイイからアニメ化とかしないかなー。

 

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

 

 伴名 練さんの作品はこの本にも収録されている「美亜羽に贈る拳銃」くらいしか読んでないかも。多分。お話に不思議な魅力があってついつい読み耽ってしまった。これもほぼ一気読み。

短編集のほとんどの作品に女性どうしの関わりが描かれているけれど、全てが百合という訳でもないと思うんですよね。というかどの辺からどの辺までが「百合」ってやつなのかよく分からないけど、友情+αくらいからトラウマレベルまですごく範囲が広い。

 印象的だったのは「シンギュラリティ・ソヴィエト」。超AIによってアメリカを出し抜いた歴史改変的なソヴィエトで暮らす女性とアメリカから訪れたスパイとの諜報的な攻防の中で明かされる、国家の歴史の真実と女性のトラウマのような過去が交錯する作品。これは百合的な部分は抑えめに、まるで「1984年」のようなビッグブラザー的なAIに支配され、同志は労働者現実とか党員現実とかそれぞれのレベルに合わせた添加現実を強制される、というディストピアSFとサイバーパンク的な部分がすごく良かった。

表題作の「なめらかな世界と、その敵」も並行世界を同時に生きる、なんて神林長平の小説みたいな世界で女子高生の爽やかな友情(+α?)を描いたお話。シンプルなストーリーながらも並行世界の万華鏡を覗いたようなキラキラした風景と十代の女の子たちが過ごす一瞬ごとの煌めきが上手く心象風景のように重なっていて脳内の絵的にすごく鮮やかで楽しかった。

でもすごく上手に百合とSFの両立が図られているんだけど、少し繊細すぎるのかも、と思うところもあったなあ。作風ではないかもしれないけど、なにか飛び抜けてエモーショナルな部分が読みたかったのかも。

 

どちらも読みやすくてちゃんとSFしてて面白い作品でした。それにしても百合はまだまだよく分からないねえ。

 

以下ネタバレと余談

続きを読む

最近のこと

せっかくはてなブログに課金したのに全然書いてないなあ。もったいない。でもねー無理して書くのもなんか違うよなーと思うんだ。まあ今日は気が向いたから気ままに。

 

ここのとこはずっとおこもりです。あんまり外に出る趣味は持ってないからそんなに苦ではないかな、と思っていたんだけど。

やっぱり映画を映画館で観たい!

家で観てるとなんか集中できないんだよね。飲み物とかお菓子とかつまみながら途中で止めたりもできるから気軽でいいんだけど。

でも、これは映画館で観なきゃな。。っていう映画もあるよね。テーマが重めのものとか、繊細な演出のものとか。あとMCUみたいにアクションは爆音の方がいいし。いややっぱりジャンルに限らず映画は映画館で上映することを前提にしてるはずだから映画館で観るのがいいんだよ。

映画館行きたいなあ。

と、モヤモヤした気持ちを抱えているうちになんだか、映画の上映前に必ず観るあの人たちが恋しくなってきました。そう、映画泥棒さんとアップロードの人たち。

必ず見るあれ、生涯で一番観た映像じゃないかしら。ネット配信の映画も上映前にあれを入れるとすごく臨場感あるのに。

と、なんだか変な方向に恋しくなりつつあるので映画館早く再開してほしいです。そのうちクネクネしだすぞ。

 

という訳でネット配信では映画もたまに観るけど、ドキュメンタリーとかアニメシリーズを観てました。

なんかだか今はフィクションよりも科学系ドキュメンタリーとかの方が受け入れやすい気がして。少なくとも今の時点で科学的にはっきりわかっていることがあるんだ、っていうのが安心するのかな。超人的な力を持つヒーローが危機を救うのもいいんだけどね。

そう言えばこの前「アベンジャーズ エンドゲーム」のサントラ聴きながらふと思ったんだけど、キャプテン・マーベルの役割って「ヒーローのためのヒーロー」なのかなって。ヒーローだってピンチで大変な時に助けを呼びたいし、キャプテン・マーベルはそういう時のためのヒーローなのかもしれない。

なんだろう、銀行の銀行みたいな。ん、なんだかよくわからなくなってきたな(笑)

 

アニメシリーズは銀魂。これ知らなかったんだけどずいぶんアニメシリーズ続いてたんだな。ようやく4年目が終わったところでまだまだマラソンが続くみたいです。なんかずいぶん前にやったX-ファイルラソンを思い出したよ。あれ、今みたくネット配信じゃなかったからいちいちビデオレンタル屋さんに借りに行ってたんだよな。よく頑張ったなー自分。

ええと、銀魂。主演の杉田さんがいい声でギャグもシリアスも幅広くこなすのでめっちゃ面白いです。杉田さんはメタルギアシリーズのカズヒラ・ミラー役で知ったけど、カズもけっこうギャグ担当あったよなそう言えば。

あとキャラクターではお登勢さんが良いキャラ。キレのいい啖呵と人情家なところがいいんだよね。アニメシリーズの他に劇場版と実写劇場版もあるしまだまだ観るものいっぱいあるなあ。

 

S.H.フィギュアーツ カメラ男

S.H.フィギュアーツ カメラ男

  • 発売日: 2014/08/09
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
銀魂 モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)