2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「屍者の帝国」(著:伊藤計劃)

未完であり試し書きだったそうですが、こうやって出版されたということは一つの作品だと思います。彼の小説はすべて「冒頭に結末が現れている」そうです。*1それなら、この30ページしかない未完成の作品にももしかしたら、その結末の片鱗があるのかもしれ…

「消されたヘッドライン」

物語を見たり聞いたりするとき、そこによく構造をイメージする。物語とはフローだから、その対称となる構造があるはずだと思う。物語が進むに連れて、構造が明らかになって行く。隠されていた秘密が明らかになると、構造に光が当たりその実体を浮かび上がら…

「天使と悪魔」

物語を楽しみたいなら、なにも映画じゃなくてもいい。むしろ小説の方が、人物の感情とか見えない部分の描写ができるし、画ではできない注釈のような脱線もできるのだから。特に、背景に膨大な設定を持っている物語は、そういう表現形式の方がいいのかもしれ…

「イーグル・アイ」

ネタバレがあります。

E3巳5?

まぁE3で発表があるのでしょう。いやー、密かに次は午(うま)だと思ってたんですが。ソリッド・ホース。うーん。。。 いっそ寅(とら)か辰(たつ)の方が強そうだなあ。

 次はどんなゲームになるのだろう。

http://www.konami.jp/kojima_pro/next/?ref=koji_portalこれまで何度かこういう始まりを見て来たけど、やっぱりわくわくするのは止められないですね。 それにこれ、メタルギアっていう明記もないし。ゲームである事は間違いないと思うけど。 誰かのフォロワ…

「グラン・トリノ」

「死ぬのは俺一人でいい」というヒロイックを描いた物語。と、言うとすごくありきたりのつまんない映画のようだけど、そのヒロイックというファンタジーを、ある程度のリアリティに落ち着かせることが出来る映画というのは、もしかしたら少ないのかもしれな…

「グラディエーター」

グラディエーター [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2003/12/19メディア: DVD クリック: 9回この商品を含むブログ (34件) を見る 誰かのために戦うことと、何に忠誠を誓って戦うかということは、違うんじゃないかなあ、…

「スラムドッグ$ミリオネア」

知識が物事を何かに役立てるために覚えておくことだとしたら、知恵は生きるために必要なことを知ることだ。例えば、知識は読み方が難しい漢字の読み方を知ってること、 物質が何で構成されているかを知っていること。知識は生きて行くというよりも、もうちょ…

「ペルソナ」

小学生からの学生時代はよくゲームをしてました。小説を読むより、ゲームをしてました。漫画は多分、ゲームと同じくらい読んでたな。社会人になって、時間のかかるRPGは疎遠になってしまいましたが、もしできるならもう一度やりなおしたいゲームがありました…