最近クリアしたゲームその2

ゲームといえばPS5、なかなか手に入らないみたいですね。Twitterで見かけただけでもほんの数人しか買えた人はいない様子。今のところすごく遊びたいっていうタイトルはないけど、この品薄状態はこの後改善されるか気になるところです。多分いつかは買うと思うし、欲しい時に手に入るようになっててくれるといいな。

 

Ghost Of Tsushima 

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: Video Game
 

 

蒙古襲来を題材にしたオープンワールドアクション。難易度はEasyだったかな。低めにしてストーリーや収集系を楽しみました。

ちょうどお盆の頃、今年は帰省をずらしたせいで夏休みをほぼこれに費やしてました。いやー終盤あたりは怒涛の勢いでお話が進んでいくからやめ時が分からないよね。。

 

ジャンルはアクション。ステルスキルもできるけど一騎討ちとか正面きって戦うことも多かったかな。弓、最初は落下の感覚が掴めなくて笑えるくらい全然ダメだったけど、進めるうちに使えるようになってきて拠点攻略の時は外側から見つからないようにジワジワと倒しながら敵将に迫っていくの楽しかったな。弓は闇討ちには入らないのか。。武器・防具収集もそれぞれに探索やイベント戦が練られてたし、特に技習得の「見切ったり!」みたいなイベント戦がめっちゃテンション上がって良かった(笑)ああいうベタな演出大好きなんだよ。
ただ、主人公が闇討ち(ステルスキル)に抵抗がある割にそれを代替する手段がなくて、「別に殺さなくても。。」みたいな曲面で峰打ち?とか非殺傷アクションがあっても良かったな。ノーキルの方が好き。

 

キャラクターは本当に素晴らしくて特に主人公の仁と女盗賊のゆなが良かった。仁のバックグラウンドがきちんとストーリーの要所で迫られる判断に反映されてたし、陽気でさっぱりした性格のゆなにもいろいろな因縁や過去があったりして、そんな身分も違えば戦う目的も違う二人が決戦の前に酔っ払って笑い合うシーンがすごく印象的でした。男女の関係でもなく上下関係でもなく、ただ明日共に戦うんだっていうその時にしか実現しない儚いけれど確かな絆が二人の屈託のない笑顔に表れてて良かったな。
それとリアルさに寄った人物モデル。日本人のキャラが小柄に描かれているんだけど、これがモンゴルからやってきた大陸育ちの巨漢を相手にすると「こんなん無理!」ってくらい威圧感がすごくて、でもそれがゲームのスリルとうまく連動していて、序盤の敵への怖れが終盤までの主人公の成長を通して、今なら行ける!っていう自信になるんだよね。
でもほんと、あの最後の闘いの直前に敵将の名を叫ぶ、心が震えるような声(声優さんも素晴らしかった!)あれは久しぶりにキャラと同期した(笑)感じがしてゲーマー冥利に尽きる体験でした。

 

ストーリーは歴史的な局面をメインストーリーに仁を中心とした家族や師匠、領地の人々や僧、はては風来のびわ法師まで様々な個人の物語が編み合わされた、鮮やかな組紐のようなお話でした。いやこれが海外のゲーム開発会社の作品とは思えないほど文化の解釈が丁寧で慎重なんですよね。それでいてきちんと語りたいことを織り込んでくるストーリーテリングや演出が素晴らしかった。「もののあはれ」という概念がまさかゲームで表現できるとは。。メイン以外のストーリーでは浮世草(いわゆるサブクエ)が充実していたし、血気盛んなおばさん(笑)政子殿との復讐譚も石川先生と弟子の巴の奇妙な関係を探る旅も良かった。あと酒売りの堅二がシリアスになりがちなメインの箸休め的な笑いと人情を提供していて良かった。なんか渥美清(寅さん)に似てるんだよなあ。そういうところも愛嬌があって楽しいエビソードでした。それと馬ね。名前は空にしたけど言葉はなくともある意味で仁の唯一の精神的なパートナーだったと思うんだ!
キリがないからこの辺にするけどほんとどのエピソードも物語に深みを与えていて堪能しました。

 

クリアまではだいたい80時間くらい?でした。

 

まだ続くかも。