「2010年の映画をふりかえる」に参加しました。

今年の回答はこんな感じになりました。来年の自分への備忘録も兼ねて。

2010年に劇場公開された映画でよかったものを3つ

印象に残っている場面
「渇き」で、主人公の神父と幼なじみの妻がセックスをするその二人の体の間に挟まって満面の笑みを浮かべていた幼なじみの顔。二人の罪を甘ったるい耽美に落とすことなく、恐ろしく冷え込んだシュールに持っていったパク監督はすごいと思います。これは肉体の快楽に逃げ込もうとする二人をどこまでも追ってくる罪そのものなんだな、と思うと同時にこんなにシュールな映像は観た事がないという感動すら覚えました。しばらく頭から離れなかった衝撃のシーンでした。

今年いちばんよかったなと思う役者さん
ジョセフ・ゴードン・レヴィット
「(500)日のサマー」で気の優しい男性を、「インセプション」ではハードな役どころなど、演技の幅のある役者さんだなあと思いました。「(500)日のサマー」の最後で見せた「ふーん」という顔が好きです。これからスクリーンで見かけるのが楽しみですね。

ひとことコメント
今年はSFものが少なくて物足りなかったのですが、その反面ヴァンパイアものが多かったですね。(トワイライト、渇き、ぼくのエリ)流行なんでしょうか。それぞれ古典の題材を現代にアレンジする工夫やアイデアが見られて面白かったですね。3作品とも怪奇ものというより恋愛の要素が大きいというのも特徴かなと思います。「渇き」が一番衝撃的でした。あと、第9地区がなんだか盛り上がっていたみたいなのですが、その面白さがいまいちわからなくてちょっと悔しいです。自分の中では、感動しないファーストコンタクトものって感じでした。集計結果、楽しみにしています!