最近のこと

パンデミックですね。こんな時候の挨拶もアレだけど。

パンデミックなんてSF小説ではちょいちょい読んでは大変だなあ、と思ったりするんだけど、実際に起こるのとでは違うよなあと当たり前のことを思ったりしてました。

何年か前にも似たようなことはあったりしたけどこんなに生活に食いこんで来るのは初めてじゃないかな。マスクや消毒薬なんかの衛生用品が店頭から消えてるのを見ると、「ああ、なんかそれっぽいな」と思ったり。なぜかトイレットペーパーとお米がなくなってたりもするしね。あ、でもあれか、学校が休校中だからお子さんのいる家庭はトイレ回数と食事回数がいつもより増えちゃうからか。それは仕方ないな。

なにはともあれ早く終わってパンデミックもののSFを楽しめるようになるといいなと思います。

 

まあそんなわけで最近はあんまり映画館で観てないけど、ネトフリはすごく観てました。なんかあれだ、ネット配信はやめ時が分からないからけっこう続けて見ちゃってやばいよね。。

 

けものフレンズ

数年前に流行ってたらしく、確かその頃に考察ブログをチラッと読んだ記憶があって面白そうだなと思ってたので。と言うわけでわりと重要な部分のネタバレはしたまま視聴。かわいい女の子たちがわちゃわちゃした楽しげな雰囲気の一方で、世界の秘密に近づいていくミステリの部分がなかなかに絶妙で面白かったな。科学(生物学)に忠実なところとフィクション優先なところのバランスに個性というか作家性がよく出ていて、これはこれでありかなと思いました。エンディングの廃墟も好みだったし推し動物のハシビロコウさんも出ていてよかったです。

 

マリッジ・ストーリー

アダム・ドライバースカーレット・ヨハンソンという豪華キャストで、アカデミー賞にもノミネートされていた作品。しかしとうとうアカデミー賞もネット配信作品を対象に含めるようになったんだね。まあこれだけ普及したら無視はできないよね。

離婚にまつわるお話しでわりとしんどいんだけど、夫婦の愛憎というよりも個としての人間の在り方、夫にとっては劇作家としての成功、妻にとっては俳優としてのキャリアが中心のお話しなのかな、と思いました。そこに息子という別の二人よりも大きな可能性を持つ個性が絡んだりするので、何がどうなればハッピーなのか誰も分からない。

双方の離婚弁護士のやり方は一つの方法であって彼らの最適解ではないんですよね。それは醜い罵り合いを経て、また細々と目の前の些末なことを一緒に解決しながら見つけたり見つからなかったりするものなのかもなあ、と思います。

二人の白身の罵り合いのシーンがすごく良かった。