最近のこと

あっという間に2月も末ですね。うう、1ヶ月早いなあ。。年明けから仕事が立て込んでてめっちゃ忙しかった、と言うか今も何かと残業続きでなかなかにしんどいです。

あーイヤになっちゃうよ。

今回のプロジェクト、やることが裏目に出たり肝心なところで突発的な問題が発生したりして、チームの中でも「もしかして呪われてる。。」みたいなことが囁かれて、と言うか主に言ってるのは私なんだけど、しかも囁いてないし割とデカめの声で「これ呪われてますねー!」って言っちゃってるし。

まあ実際はそんなわけなくて準備とか調査とか設計とかしっかりせい、と言うだけのお話です。あーもー。

 

さてさて、気を取り直して先月からの振り返り。

 

えーと大学、単位は全てゲットだぜ。文系科目も予想より好成績で良かった。いよいよ理系科目は来期、量子力学を取ります。このためにこのコース選んだんだよね。これまでの物理、ちょっとは復習しておかないとなあ。いよいよラスボスに挑むかんじ。

 

ちょっとだけ家族のこと。このブログではあまり書かないトピックなんだけど、今書いとくべきかなと。

ちょっと前に家族が新型コロナウィルスに感染しました。いわゆる高リスクだったので即入院となり、入院当初は高熱も出たのですが特に重症化することなく隔離期間を終えて退院しました。

入院した家族と同居してた方は幸い陰性だったんだけど、濃厚接触者でしばらく外出できなくて近くに住む親戚に買い物をお願いしていたみたいです。ネットスーパーもやってみようと思ったけど、登録に数日かかるのとちょっと難しかったらしく。。

曰く、「ネットスーパー(もしくは宅配)は普段から使ってた方がいいよ」とのことでした。

離れて暮らしていて感染はこっちの方がひどいからウカツに帰るわけにも行かなくてモヤモヤしたけど、とりあえず元気になって良かった。いやー感染者や入退院者の数字は毎日報道されてるけど、近しい人がその中の1になるとビックリするね。

まあそんなわけで一時大変でしたが、皆さんもホントにお気をつけて。

 

では今月読んだ本から。

 

ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2

 

ガス惑星周辺で資源となる「魚」を漁船(宇宙船)で獲る漁師たちが暮らす世界で、漁船を操舵するツイスタのダイオードと、網打ちのテラのコンビを中心に漁師たちの属する氏族や世界の謎が絡むドタバタ漁業?百合SFの第2弾です。

 

いまいち百合ってとこにピンと来ないんだけど、この二人はすごく見守っていたい気にさせるんですよね。直情型で天才肌のダイオードとおっとりしてるけど幅広い知識と突飛な発想が豊かなテラの、デコボコしてたりとんがってたり柔らかく受け止めてたりするところがすごく楽しくて。何ていうかお母さんみたいに?幸せにおなり、って読みながらずっと思ってたわ(笑)

今作ではライバル?なキャラも登場し、相変わらず二人の前には理不尽な世界ががっしりと立ちはだかっているんだけど、そこを真剣にでもユーモアも忘れずに飛び越えていこうとするところがいいんだよね。

そんな理不尽な世界の中でも綻びがあって、実はいろんなことを考えている人がいて、よくよく目を凝らして見るとこの二人だけじゃなく、明確にあるいは暗黙的にその「世界」に苦しんでたり違和感を感じていたりする人がいてそういう広がりが感じ取れたのも良かった。

それと今作はSF的に電磁場の物理が出てきて、今期の大学でまさに電磁場やってた偶然に震えた(笑)大学入って良かったことの一番の理由かも知れない。SFが楽しく読めるようになることって。

 

あと読みながらグレッグ・イーガンの直交三部作をちょっと思い浮かべました。直交はガリガリのハード物理SFなんだけど、ジェンダーに絡んだSFの側面もあって。ジェンダーに絡む理不尽の性質はどちらも似た感じなんだけど、向かう先が全然違ってて面白いんですよね。直交の方は科学技術の発展をベースにそれぞれの役割を見出していく方向だし、この作品はどうなのかな?個人の理不尽が「世界」の理不尽へもう一段階上がるような感じがしていて、そこの展開が今後楽しみですね。あ、でもあくまでお話は「二人」のものであってほしいなあ(いろいろわがまま)

 

まだ謎も残っているようだしこの二人の冒険もまだまだ読みたいです。