最近のこととか読んだ本とか

GWですね。GWですが、仕事が終わらなさすぎてGWは連休にならなかった人ですこんにちは。皆さん、お休みをえんじょいしているのでしょうか(泣)いいなあ、思いっきりぐーたらしたいよぉ。。

 

というわけでほぼ月に一度の更新です。

ここ1ヶ月ホントに忙しくて趣味なんにもできんわ、と思ったけど忙しいなりにゲームとか本とか、寝る前の隙間時間でちょいちょい楽しんでました。忙しいときこそこういう楽しみが必要なんだよね。

 

ゲームはストリートファイターVをぼちぼちやってました。

 

 

持ちキャラはリュウだけど、ナッシュがなかなか使いやすいなと思って練習したりアーケードモードやったりしてました。基本、ゲームもおひとりさまなので、ネット対戦なんて全くやらずにCPU戦だけ。それも絶対勝てるEASYばっかりだけど、技を出そうとしてミスる人にはちょうどいいバランスですね。ナッシュは中距離で敵との距離の見積もり誤りがちだけど、遠近は手堅くいける感じかな。キャラのストーリー的に自作に出るのか分からないけど、技覚えやすいし出しやすくて良いです。

そういや6がそろそろ出るんだよね。今のとこ余裕ないけど、だいぶゲームの方向性が変わるみたい(なんかオープンワールド?)なので、追々チェックしとこかな。

 

あと急に思い立ってメタルギアソリッド ピースウォーカーをリプレイ。

 

昨日、発売13周年だったとのことでそんなことを忘れていたから、思いがけず偶然でびっくり。それにしても、13年前の作品とは思えないほどゲームもストーリーも面白いし、結構敵やアイテムを覚えてました(笑)こういう記憶力だけはあるのね。。

ただ、この後のシリーズの展開も知っているから、大半のキャラがあんなことやこんなことになるんだよな。。と複雑な気持ちに。。それも折り込んでのリプレイなんだけどね。

あと、PS3のゲームが今のところアーカイブスになくて本体を久しぶりに立ち上げたら、本体はまあ大丈夫だったけどコントローラーがおかしくなっていてスネークさんが隙あらば匍匐しちゃうの本当に困った。敵に囲まれた状態でとか本当にやめてほしい(笑)特にPWは元々PSP向けで容量が少ないせいか匍匐しながら移動ができない制限があるのよね。。しばらく我慢して使い続けていたら少しは調子戻ったけど、まだまだ他のPS3のゲームもやりたいし早くアーカイブスに来ないかな。。

 

お次は読んだ本とか。

ここ最近はSFもちょいちょい読んでるけど、SF以外の作品も読んでました。

まずはこちら。黄色い雨。

 

これ、ド嬢こと「バーナード嬢曰く」でチラッと出てたのがなんとなく記憶にあったので読んでみました。

主人公の生死や、滅んでいく街、主人公と共にいる犬や死んだはずの人たち、それに街を訪れる生者など、作品の中の登場人物たちの生死の境界や存在感が曖昧で詩的な文体も相まって不思議な読後感の作品でしたね。

なかなか感想が難しいんだけど、確か歌手の宇多田ヒカルさんだったかな、が何かのインタビューで「人生の最初期というものは自分にとって光の当たらない暗闇の中に存在するものだけど、親になることで自分の子どもの最初期を目撃することでその部分を補完している」というようなことを言っていたと思うんだけど、その逆でこの作品は人生の最後期を何者かの語りによって追体験し補完する、という意味にも取れるのかなと思いました。死は突然この世界と断絶するのではなく、生を受けるのと同じように曖昧に死んでいくのかも。

 

 

続いてこれ。すべての美しい馬。

 

最初はちょっと読みにくい文体だな、と思ったけど後半は慣れました。まあもっと読みにくいSFもあるしね(笑)

率直な感想を言えば、男性間の友情や生き方の選択の話でもあるし、若者特有の情熱的な恋愛ものでもあるし、死と罪の話でもあり、タイトルで想像していたよりぐっと重い話でした。かと言ってそれぞれがバラバラというわけでもなく、全てが何か透明な膜に包まれているようなまとまりがあり、そしてその内部には到達できないので遠巻きに見ているなあ、という感じが読後にありましたね。

なんだか言葉にするのが難しいんだけど、分かり易い運命も人生もそこにはなくて、ただその時その場所で自分だけが信じる良心に従う、その一瞬がとても儚く美しく見える作品だなと思いました。

作品の中に度々出てくる「すべての馬は一つの魂を共有する」だったかな、という説話に倣うなら、この作品に登場する三人の男性たちがそれぞれ抱える良心が呼応し合い、魂の一部を共有するようなシーンがとても印象的でしたね。主人公と相棒のそれとなく信頼し合っているところとか、途中で出会う少年の馬を巡る行動や言葉とか。自立した(しつつある) 一人の男、という乾いた側面と、彼らのささやかで儚い共感という湿度のある側面が、作品内の乾いた砂漠や水辺のシーンと重なるようにも感じました。

うーん、わりとこういうお話は好きだな。