最近のこととか読んだ本とか

寒いですね。

週末はなんだか体調も微妙で普段よりもいっそう引きこもって延々ゼルダをやっていました。。なんだろうこの廃人ぽくなる感じ、エルデンリング以来かもしれない(とおいめ)

まあそれはさておき、週明けちゃったけどなんとか持ち直して更新します。

 

大学のこと

先週、今期の大学の提出がすべて終わりました。今期は最後にまとめのテストがあったくらいでわりと余裕を持ってできたかな。これまで理系科目をメインに取ってきたけど、哲学とか文系にも面白さを見出したのがいちばんの収穫かも。今回受けた講義はほんのさわりだけなのにめちゃくちゃ用語難しくてびっくりしたんだけど、なんか難しい方に興味わいちゃうんだよな(笑)ゲームもぬるいやつだと面白くないしね。そっちも興味ありつつ、本格的に仕事分野である情報系を極めようかなとか、いろいろ考え中です。

 

最近読んだ本とか

こちらの本は前に読んだやつ。「言壺」

 

 

人工的な知能を搭載し文章作成を支援するワープロ「ワーカム」を巡る、人と機械と言葉のお話。

先日、著者の神林長平さんがChatGPTについてのインタビューを受けていて、その記事のコメントにこの著作が参照されていたので。神林さんの作品はけっこう好きなのでよく読むしこれもだいぶ前に読んでました。なのでちょっと読み直そうかなと。

自然言語モデルがこうして使用されるずっとずっと前から、「ワーカム」という機械を想定してそれを人間が(というか作家が)どう使うか、という予想の精度の高さにも驚くけれど、それがただのお話の起点でしかないんですよね。機械と人間との知的なせめぎ合いが今読むと本当に身に迫るようなスリルがあるし、言語と認知機能によって「現実」が如何に紡がれるか、ということがそれこそ言葉巧みに描かれていて、なんていうかヤバかった。あーもう語彙が(笑)別にAIを敵視するつもりはないけど、本当にそこで紡がれている言葉を人間の柔らかなあたまに無邪気に入れてしまって大丈夫かな、という気もしたし、一方で普段からフィクションを接種しておくことがそういう言葉による浸食を防ぐのかもしれないな、とも思うんですよね。それにしても文体がほんとにカッコ良くてすきだ(突然の告白)

 

こちらも再読。というかもう何回読んでるかわからない。「屍者の帝国

 

 

なんで読み直したかっていうと、今「カラマーゾフの兄弟」をずっと読んでて、この作品にもカラマーゾフの兄弟の登場人物が出てくるから。アリョーシャとコーリャですね。最初にこちらを読んだ時はそこまで知らなくて、コーリャ(クラソートキン)はオリジナルのキャラだと思ってたんですが、なんと「カラマーゾフの兄弟」にもがっつり出てくるし、歳の差があるにも関わらずアリョーシャと対話するシーンがけっこうある。そうだったのねー。この作品でも映画の方でも、なんか食えないいけすかないキャラなんだけど子供の頃からそんな感じだったのでちょっと笑ってしまった。

これも読む度にこちらの読書力?SF力?を確認できるような気がして、毎回ちょっとずつ小ネタが見つかって楽しいんですよね。アリョーシャが出てくる中央アジア編もいいけど、日本編が長閑でありつつ、謎に肉薄していく高揚感や剣、銃、拳の多様なアクションもあってすきです。

 

ちなみにカラマーゾフの兄弟 4巻は中盤くらいまで読み進めました。めっちゃ分厚いのよ、4巻。でもかなりお話が盛り上がってきてて楽しい。じわじわ楽しんで行こう。