三連休はハイラル巡り(最近観た映画とか)

三連休でした。

まだちょっと寒いけど昼間ならまあ多少は耐えられるかな、という気温になってきましたが、三連休はどこにもいかずにハイラルを巡っていました。。直前まで週末三連休だってことにも気付いていなかったくらいだから特に予定とかは入れてなかったんだけど、まーあまり健康的じゃないわね。その代わりゼルダはかなり進みました。楽しくてやめ時がわからないタスケテ。

 

と、まあずっとゲームもしてたんですが、ここのとこまたディズニープラスに入っていていろいろ見てました。アニメーション映画が多いけど、科学ドキュメンタリーも好きでナショナルジオグラフィックとか入っているのいいですね。けっこう見ちゃう。

 

何本か見たのでなんとなく感想を書いてみます。

リメンバー・ミー

 

人は死ぬと死者に国へ行き年に一度死者の日に家族の元へ帰ってくるという、お盆みたいな世界観で生きたまま死者の国へ迷い込んでしまった少年の物語。家族や祖先の大切さを軸に、夢を叶えることの切実さも並行して描かれて、それらが家族のように衝突したり許容しあったりどちらかに偏らないバランスが良かった。

一方でこの物語の悪役が過去の犯罪を隠したまま人々から称賛されるというキャラで、過去の自分のことは「思い出さないで」というタイトルとは逆のテーマを抱えているんですよね。偽りの過去が正しい過去に上書きされる終盤の展開はちょっと強引な感じもしました。そこは家族にさえ真実が伝わればいいんじゃないかな。それと、なんかコレ「砂の器」みたいだな、とほんのり思いました。

 

次はマイ・エレメント

 

水、空気(雲)、土(木)、火の属性のキャラクターたちが暮らす街で火の女性エンバーと水の男性ウェイドが出会う物語。相入れない属性が二人の間に横たわっていてそれを克服していく過程が、二人だけでなく二人が属する社会や文化といった背景も描かれていて興味深い作品でした。ウェイドのキャラクターもすごくリアルで、この人(人?)共感しがちな水のキャラなのに最初にエンバーに出会った時に彼女の困窮には全然気づかず、すごく面倒そうに扱うんですよね。同族以外には冷たいなー(水だけに)というところが、ファンタジックなキャラクター造形に妙なリアルさを感じました。そしてこの背景に描かれている社会も基本的には水、空気(雲は水の気体)、土(木は水と親和性が高い)に優位で、火にはとても厳しい環境であることがほんのり示唆されている。エンバーの両親が移民として街にやってきた時に街外れの寂れた場所にしか住めなかったのはそのためなのかなとか、それから年月が経っているはずなのに日々往来する船の水に火の人たちが常に危険にさらされているのは、社会的に彼らの環境の厳しさを知りつつも見ないフリをしているからなのかな、とか物語の底にある構造がリアルなんですよね。ただここは物語の本筋ではないので解決することなく現状のまま終わってしまうんだけど。

あと、水や炎がリアルな表現だったところもそう感じさせた理由の一つかも。

 

最後はこちら。私ときどきレッサーパンダ

 

 

家庭では良い子でも学校では仲良し四人組と共にアイドルに夢中な年頃女の子がレッサーパンダに変身してしまう呪いで巻き起こす騒動。

序盤まで見てて、なんかこれすごく明るく描かれているけどホラー映画の「キャリー」みたい?と思ったんですが、キャリー見てないです。。怖いから。なんかであらすじと解説を読んだのを思い出したけどたぶんこういうお話だったはず。でもお話は別にホラーではないので、レッサーパンダでどたばたしたりアイドルにキャーキャーしたりしながら、「呪い」を解いていくんですね。そもそも変身能力は呪いでもなんでもなく、子供を守りたいという想いから得た力でそれが代々経るごとに負の側面が強くなっていく。でも暗黒面を修行で克服、というわけではなく(そっちはそっちで楽しいけど)その想いを取り違えないでいること、を丁寧に描いているのではないかな、と思いました。

それにしてもメイたちがアイドルでテンションぶち上がる感じ、なんか懐かしかったなー。