夢のまた夢

この監督さんの描く女性って若い女性はもちろんのこと、老女も女の子もすごくキレイに描かれててとても好きです。
冒頭からカワイさ全開のパプリカと、クールビューティーな敦子の対比が、最後までいいバランスを保ってて面白かったですねえ。
それと音楽がまた良くて、テクノっぽいのを持ってくるのが、夢のどんちゃん騒ぎにとても合ってて楽しかったです。
しかもエンディング曲はフリーでダウンロードできるなんてサービス良過ぎ(笑)
ただ、ここはどうしても押井監督の「イノセンス」のパレードのパートと被ってしまいました。
こっちを先に観てたらそんなことはなかったのに。。。うーん。
でもあのゴチャゴチャ感とか、なんでもデフォルメされてしまう乱暴さはこちらの方が良かったかなあ。
あと、要所要所に効いた風刺が筒井康隆さん原作っぽくて好きでした。
お話はまあいろいろと含んだ形になってて、深読みとか出来そうな感じですが(心理学的に云々とかね)、
私は普通に冒険ものとして楽しみました。悪いやつはあいつだ!みたいな(笑)
あと何気に声優さんが豪華でびっくりしました。やっぱりアニメーション映画はこういうさりげなく豪華なのがいいなあ。
その中で江守徹さんが他のベテラン声優さん達にまったく引けを取ってない事にもびっくり(笑)
前に観た「東京ゴットファザーズ」でもやってて、上手いなあと思っていたので良かったです。