「ディパーテッド」

ディパーテッド [Blu-ray]

リメイク元の「インファナル・アフェア」を既に見ていたので、
ネタは知ってたんですが、やっぱりあの駆け引きとかアクションはかなり面白かったです。
主役二人のキャストもなかなか良くて、潜入捜査官がレオナルド・ディカプリオさん、
そして潜入マフィアの方がマット・デイモンさんと、かなり豪華。
オリジナルでは潜入マフィアの方をかなり完璧な人物として描かれていたのに対し、
こちらは少し揺らぎのあるキャラとして描かれてるのもなかなか興味深かったです。
潜入捜査官の方は、あの悪になりきれない優しさとか、無理に強がってる風情なんかが
魅力だなあと思っていたのですが、そういうキャラがちゃんと受け継がれてて良かったです。
でも一番ツボにはまったのは、やっぱりマフィアのボスを演じてたジャック・ニコルソンさんだなあ（笑）
オペラを鑑賞している時の恍惚とした表情とか、日曜大工でもやってるかのように呑気な表情で、
裏切り者を拷問しているシーンとか（両手血まみれで「おーいバケツ」っていうのが…）
大物感が溢れてて楽しかったです。
それと、オリジナルにはなかったキャラとして潜入捜査官の副官が出て来たのですが、
これがえらい毒舌でビックリしました。
最初はちょっと引いたけど、途中から「このキャラはドSなんだ」と思ったらすごく楽しくなっちゃいました（笑）
ストーリーはかなりオリジナルに忠実なので、出演者とか、監督とか好みでどちらを観ても楽しめると思います。
私はやっぱり、トニー・レオンさんが出てるオリジナルの方が好きだなあ。