出張先の近くにショートフィルム専用の映画館があると聞いていたので、
今週出張の折に行ってみました。
専用映画館があるなんて、都会だなあ。
普通の映画が２時間程なのに対し、ショートフィルムは長くても30分程度。
「世にも奇妙な物語」とか（これはドラマだけど）、ああいう短い時間枠の映像作品です。
ショートショートの楽しみは、一発ネタでの驚きとか、短い時間だからこそのドラマや
ちょっと変わった視点とか、そういうところ。
２時間で描くとつまらないけど、短い時間で描くとぐっと面白くなる事って意外とあるんですよね。
小説で言うとショートショートが近いかな。
小説のショートショートはSFばっかりなイメージがありますが、
ショートフィルムは、恋愛も犯罪もミステリーも人間ドラマも、そしてもちろんSFもバラエティに富んでて
面白いです。
中でも好きなのは一発ネタ系のお話とか、妄想系のお話。
「普通にそこら辺にある物や人が、こうなったらどうなるんだ？」っていう妄想が原動力の映画って、
バカバカしいけど自分に近い発想だったり、全然違う事思いついてたり、そういう点が面白くて、
どこに落としどころ持って行くかっていう、その流れも楽しくて好きですねえ。
それと普通の映画と違って、パッケージ化されることがほとんどないので、出会いが一期一会なんですね。
まぁ昨今ではネットで公開している作品もあるようだし、いつでも観たい時に観れるのかもしれないけど、
そういうちょっと昔の映画っぽい感じが好きだったりします。
今回見た作品もなかなか面白かったですが、もうちょっと一味欲しかったなあ。
ショートフィルムだけに、どうしても世界観が小さくなってしまいがちなんですが、
「ひも」という作品は視点が面白くて好きでした。
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