アサシンクリード

このシリーズは2から始めたのでいつか初代もやりたいなあと思ってました。2がいきなり初代の続きから始まるからびっくりするよねあれ。

ゲームシステムについて

敵と戦ってクリアして行くアクションではなく、敵から隠れて進んで行くステルスゲームというジャンルのゲームです。くわえてステージはほぼどこでも行くことができるオープンワールドという形式ですね。またこのシリーズは建物などの高さがある場所でもすいすいと登って行ける、という特徴があります。このステージ内を文字通り縦横無尽に駆け抜けることができる楽しさがアサシンクリードシリーズの魅力だと思います。で、操作の方も2、2BH、2リベレーション、3、と続いたシリーズで基本はほとんど変わってないんですね。壁上りや走りは覚えてる操作がそのまま通用しました。こういう操作の踏襲はシリーズ重ねて遊ぶ人には嬉しいですね。でもあれだ、エアアサシン(空中からの暗殺)は2からの技らしくて、やろうとしたら屋根の上からぶら下がるというかっこ悪いことになってしまいました。エアアサシンは重要だよ…。それとステージ内の高いところでシンクロするとマップが明らかになるルールもこの最初からあったんですね。これ大好きなんだよ。ミッションそっちのけでイーグルダイブ(高所からのジャンプ)してしまう。


オープンワールドという割には序盤から進めるエリアが限られているなど、自由度につきものの迷い易さ、目的の失い易さをきちんとカバーしている点が良いなと思いました。限定エリア内でも迷うほど入り組んでるしね。それとカーナビのように進行中のミッションの対象が表示されたりする点も、シリーズに継承されているいい部分ですね。
ただ声のボリュームの強弱が変なところがたくさんあって、手前で会話しているのに背景音(街をうろついてる物乞いのおばさんとか、被験者のわめき声)の方が大きかったり、デズモンドとルーシーの音声バランスが変だったり(なぜかルーシーが大声)、なんか残念でした。ここはもう直さないんだろうなあ…。
でも、大量のモブをそこそこの精度で動かしていたり、背景の町並みの美しさは初作からすごいなあと思いました。この雑踏のなかをぶらぶら歩き回る観光っぽい感じがこのゲームの好きなところなんですよね。


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シナリオ・攻略について

ここからちょっとネタバレです。






中盤からなんとなく「これ、ラスボスはこの人だろうな」と予想がつくし、各地の要人が表向き悪だくみしているシナリオを反転させるどんでん返しにもちょっと無理があるんだけど、うーんアルタイルかっこ良かったからそれでいいです(笑)まあそれはないけど、マスターアサシンとして慢心していたアルタイルとそのとばっちりでいろいろなものを失ったマリクが次第に友情を取り戻していく部分はとても良かったですね。このシリーズ、2BHもそうだけど(序盤から手助けしてくれた仲間を殺された時のエツィオの怒りったら半端なかったね)兄弟仁義っていうか、男性どうしの友情が熱くていいんですよね。最後にマシャフに戻ったアルタイルを援護するために駆けつけたマリクの「安全と平和を君に」という台詞がぐっときました。それと2リベレでエツィオがマシャフを訪れるシーンがあるんですがそれと同じで感動しましたね。「ああ、ここ来たわ!」って。こういうシリーズ物ってやっぱりいいよね。


基本はステルスゲームですが終盤は格闘アクションの連続でちょっと大変でした。ロベール戦(1対1て言ったのに多勢で襲ってきたよ!)もカウンター狙いばかりだとひょいひょい避けられてしまうのでこっちから積極的につかみに行ったりしましたね。あと最後のアル・ムアリム戦は分身の術使ってくるし一人一人がとても強くて囲まれるとあっという間にやられてしまうので、一人か二人を倒した後、中庭を逃げ回って体力回復させてからまた一人ずつ削って行く、という変な戦法でなんとか勝ちました。アル・ムアリム様強いよ…。
途中のミッションで一番苦労したのはスリかなあ。尋問は場所選びに時間かかったし暗殺は対象探すの大変だったけどなんとかなったんですが、スリの要領がつかめなくてよく警備呼ばれました…。おかげで逃げ足だけは速くなったなあ。はははー。