天冥の標9 ヒトであるヒトとないヒトと

「スンクフウーエー」(大顔梟の声で)
お察しください。

以下ネタバレ










何から書けばいいのか。えーっとねとりあえず、カドムとイサリとアクリラの活躍が素晴らしかった。たぶんシリーズ始まって以来、カドムかっこいいと思ったわ(笑)イサリの決意も胸を打つし、アクリラがはっちゃけるのもすごく盛り上がって楽しいしほんとやばい。後半、うわーうわー言いながら読んでました(笑)なんか落ち着いてじっくり読んでられないよ。
この三人の関係だけでも面白いのに、大局的には人類の存続の危機が明らかになるわ、ミヒル率いる救世群はカルミアンたちオーバーロードの戦いに突っ込んでいくわ、局所的にはエランカたちが立ち上げた政府が自転車操業だわ、もうね。どの要素取っても惹き付けられるってすごい。そして何よりすごいのは、この段階まで来てタイトルの「天冥の標」がなんなのか謎であること。一応、シリーズ中に章タイトルで同名の章があったけど、明確にはなってないよね。天と冥という単純な二項対立ではないと思うんだけど(カドムたちの関係をみればね)。このあとどうなるのか本当に楽しみです。
とりあえず10で完結する予定らしいので、それまでにシリーズの読み返しをそろそろ始めようかな。あれやこれや、再発見があるはず。