スパイ映画と言えばコレだろ。

子どもの頃によく観てました(笑)て、子どもが観るもんじゃないけど。
で、最近メタルギアとかやっててなんだか頭がスパイモードになっていたので。
冒頭のチェコとか(モノクロ画が趣きがあって良かった)、Mの「冷戦が懐かしいわー」云々とか、ポーカーのシーンがやたら盛り込まれてるのとかは、
原作に忠実にしたんだろうなあ、と想像。
イアン・フレミングさんという作家さんらしいのですが、読んだ事ないので今度読んでみようかなあ。
チェコっていう国は何だかスパイ娯楽にとって欠かせない存在っぽいのに、あまり知らない*1なあ。
なんか気になってきた。
で、007の良い所って悪役が顔で分かるってとこですかね(笑)
冒頭10分で物語の構造が理解できるというのは(事前の了解というのもあるけれど)、複雑化する傾向のある最近の映画の中では少なくなってきましたねえ。
でも、娯楽である以上こういうのがあって良いと思います。お約束のオープニングも継承しているし。
お話の内容はさておき、冒頭のアクションシーケンスはなかなか良かったですねえ。
工事現場での追いかけっこで、重機を駆使したり、仮設中の壁を発泡スチロールのように粉々にしたり、高所での格闘のハラハラ感とか緩急がバランス取れててワクワクしちゃいました。
あと、捜査の上でいろいろ工夫する小技が効いてたり(ただ最初の方ではボンドはあまりしゃべらないので、なんでそうするのかちょっと考えてしまったのが難点)、
大胆にドンパチしたり、思いっきり派手にカーチェイスしたり、「あぁこれぞスパイ映画」が思う存分楽しめました。
後は主演のダニエル・グレイグさんがなかなか渋い演技で、タキシードが非常に似合ってました。ここ重要。
最後のスリーピースのスーツもなかなか良かったけど、やっぱりボンドはタキシードだなと(笑)
古い名作もタップリあるので、いつか007フェアを開催したいものです。

*1:「ロボット」の語源がチェコ語だったかな。そのくらいしか知らない。