映画館で見た時は高校生だったなあ。



最近は、海賊で有名なジョニー・デップさんですが、そいういえばこの人の素顔というか普通の役ってほとんど見た事なかったなあ。
1994年公開(日本)の作品なので、今よりちょっと若い感じですが、顔立ちの良さと演技力は本当に素晴らしいです。
ギルバート(ジョニー・デップ)の閉塞感を無表情と目の演技だけでちゃんと表現していて、
あの自分を抑える時にするちょっと遠い眼差しが切なくて良かったです。
それにあんなに整った顔立ちをしているのに、すごく情けない役所ばっかりで、不倫がバレそうな時のキョドってる時とか、
カッコ情けなくて良かったですね。
それと公開当時はまったく知らなかったのですが、知的障害者の弟アーニー役でレオナルド・デカプリオさんが出演しているんですね。
最初に映画を見た時は知的障害のある方が演じていると思い込んでいたくらい、すごい演技を見せています。
この兄弟が(他に姉妹も居てこちらもなかなか良い)じゃれあうように一緒に居るシーンが美しくて、
土がむき出しの畑で追いかけっこしてるシーンなんか(兄は真面目に弟を捕まえようとしているんだけど)、
優しい音楽がいいタイミングで入ってくるのがね。すごく泣けてくる。
ストーリーはあまり明るいお話ではないので、見る立場によってちょっと暗い気持ちになったりするかもしれませんが、
ラストシーンはすごく暖かな気持ちになりましたね。
これ、最初に見た時はまったく印象に残ってなかったなあ。お母さんを乗せた車が傾いてるシーンは何故か覚えてたけど(笑)
10年経って見直してみると、違う見方が出来て面白いですねえ。