やや地味でしたがまあ面白かった。



『証人を16ブロック先の裁判所まで送り届ける』という展開から、
ゴースト・オブ・マーズのような限られた空間での攻防を描いたアクションをちょっと期待していましたが、
面白さは別のところにあるようでした。
主演のブルース・ウィリスさんですが、なんかこういう役柄は珍しくてなんだか新鮮でしたねえ。
初っぱなから職務怠慢丸出しで、終始粗暴さが目立つ陰鬱なキャラクターという感じでしたが、
ストーリーが進むに連れてそれにはちゃんと理由があるというね。
それと証人となるエディというとにかくしゃべりまくるキャラクターが、
常に一緒に居るので良いバランスがとれてたと思います。
ストーリー自体は別のエンディングも用意されていたようですが、
通常の方だけを観ました。
重要な鍵を握る過去の事件の説明が、かなり端折られていますが、
そういう描き方の方が良かった気がしますね。
下手に6年前は〜とかやりだすと、とても2時間じゃ終わりそうにないし。
それでも最近の映画には珍しく2時間弱くらいで終わっているのは良かったかな。
アクションもストーリーに合わせて、ド派手ではありませんが、緊迫感はすごく良かったです。
バスジャックのシーンと、元相棒と壁越しに会話しているところとか。
お話自体はちょっと地味ですが、ちょっと違う雰囲気のブルース・ウィリスさんが楽しめました。
あと、髭がなんとなくオールド・スネークな雰囲気なのが個人的に良かった(笑)


今回も初回英語字幕、2回目日本語字幕で観ましたが…。
全然ダメでした(笑)
会話がすごく速い上に、ネイティヴすぎて、ほとんど字幕見ながらでした。
ニューヨークとか東部の方は速いって聞きかじっていたのですが、
本当にみんなあのくらいでしゃべってるのか…。生きていけないな…。
劇中「Make a hole!」って叫びながら、雑踏を書き分けて行くシーンがあるのですが、
holeの意味(イメージ)がまったく分からなくてずっと???でしたが、
「道をあけろ!」という意味のようでした。
Hole=雑踏の空白なんてほとんどトンチの領域だ(笑)