終わりが始まる。

ジョン、大きくなったねえ(T3は未観)T2が91年の作品だからもう18年になるんですね。あの頃ジョンを演じたエドワード・ファーロング君が一時期クラスですごく人気だったのに、カップラーメンのCMで全身タイツで登場したがために、一気になかったことにされたのを懐かしく思い出しました。
T2は、核という最終兵器が物語の中である程度リアリティを持って語られた最後の作品なんでしょう。冷戦から続いて来た「最終戦争」という妄想が生み出した作品群の一番終わりに位置しているんだと思います。T2の中でキーパーソンとなるサラ・コナーが見る未来の夢は、土で汚れた頭蓋骨が戦車に砕かれ、空には常に人間を監視する機械が飛び回っている。次回のT4では、その未来が描かれているようです。人間が機械に支配される世界。これも古くから使われて来たネタではあるんですが、人間と機械のハイブリッドも登場させるようだし、今回はそこにどんなリアリティを肉付けしてくるかとても楽しみです。
それにしても暗くて凄惨な未来予想図に、こんなにもわくわくしまうのはどうしてなんだろう。マーカス・ライトと名乗るハイブリッドが自身のなかみを見て上げる悲鳴がたまらなすぎる。選曲もいい。(Nine Inch Nailsの「The Day The World went away」)いくつかパターンがあるけど、このトレーラーが一番好きです。


機械つながりで、Transformer2も。こっちも楽しみ。