TGS 2013のこと


METAL GEAR SOLID V


例年通り出遅れました。2013年のTGSです。毎年楽しみにしてるんだしそろそろ一回くらいTGSに行ってみてもいいんじゃないかと思います。それはさておき。
さて。MGSV The Phantom Pain のミッション:Ground Zeros、TGS 2013スペシャルミッションのゲームプレイ映像が公開されました。うおおすごい!Ground Zerosはオープニングからのシームレスなゲームへの導入がいいですね。インタビューで今回はカメラにずいぶんこだわったと監督自身答えていましたがこれはすごいです。映像にはイマジナリーラインという、カメラがこの線を越えると人間の頭では同じシーンとして識別できない、そういう概念上の線があります。ちゃんと編集された映画やドラマはこの線を越えることはまずありません。(敢えて超える、ということはあるかもですが)ところが、ユーザーがアングルを勝手に変えることができるゲームはこの線を簡単に超えてしまいます。制御することができないんですよね。あと、ゲーム中のデモがこの線を全然意識していなかったりして、同じ場面なのに全然違う場所に居るような感覚になってしまうゲームってけっこうあります。(単に私が方向音痴で空間認識が苦手、という説もありますが)このカメラによるストーリー空間とゲーム空間の断絶はどうしても没入感を阻んでしまうものだったと思います。今回はそれがかなり改善されている、というかこれ何気にすごいことやってるんじゃないかなって気がするんですが…。ちょっとカメラの使い方に気をつけて観てみると、映像としてもなかなか面白いんじゃないかなと思います。
それともう一つはライティング。これ前から公開されているトレイラーでもやたらハレーションやらフレアががんがん映り込んでいて、なんだろう今回はかなりカメラが技術的なポイントになってるのかなあ。トレイラーで観る分には「おお、(光が)走ってる走ってるw」と楽しめるんですがいざゲームになると見辛いw 特にGround Zerosの夜間潜入シーンだとコントラストがきつくて暗いところが見にくくなるような気がします。あと通常の明かりとサーチライトの強い明かりとの違いがちょっと分かりにくいかも。たぶんこれゲームやってみれば慣れるかもしれないけど、最初は「え、ここ明るいけど大丈夫か?」って思ってしまいそうです。あ、これ別に改善して欲しいという訳ではなくて、今回はそういう光「も」使ったゲームデザインなのかなって思います。


それと今回はスネークさんのアクションがかなりかっこいいです。前回、PWの時は匍匐移動ができなかったせいもあるけど走りから匍匐へのアクションがすごく滑らかですね。というか、張り付きもそうだけど全体的にアクション間がすごくスムーズですね。え、これやっぱり上手い人がやるから、だったら悲しいw CQC発動して武器奪いから銃撃とか自然なモーションでびっくりしました。それと敵もそうなのね。特別ミッションの後半で銃撃戦になった時の敵が物陰にずさーっと滑り込む動きとか、ああこれ映画でありそうだ!って思う動きなんですよね。スネークさんのアクションの中でもパンチとキックのコンボが史上最強でした。速いしすごく痛そうだ!なんていうかソリッド・スネークはこんな強いおっさんと戦うことになるのか、とちょっと戦きましたよ。たった一人で戦況切り開いて行く、正しく「鬼のように」強い男にふさわしいアクションですね。でも高いところからジャンプする時に腕をばたばたするのはなんか見慣れないせいか笑ってしまいました。敵に見つかりそうだけど大丈夫かなあw


今回キャラクターは出ませんでしたが、カズヒラ・ミラー役の杉田さん、すごく面白かったです!本編はかなりシリアスな役どころになりそうですが、やっぱりこの人ボスの隣でアホなことやって呆れられてるところがすごく好きなんですよね。インタビューではアホミッション(かつてのVRミッションのようなものかな)も用意されるとのことで、そちらにもたくさん登場して欲しいですね。いやー発売が本当に楽しみだなあ。