最近はゲームばっかりってこと

前回のブログから一ヶ月、仕事はそんなに忙しくなかったんだけど大学の試験期間があったりしてちょっと空いてしまってました。

試験はなんとか終わったんだけど、相変わらず数学と物理でちょう苦労したわ。ははは。。物理、苦手だけどやってみたくてこのコース選んだんだけど、やっぱり難易度高いなあ。あれだ、面白そうなゲームに手をつけたら予想外に敵が強くて進めない、みたいな感じ。まあもうちょっと攻略できそうなところからやってみるけど、ラスボス(量子力学)に勝てる気がしないな。。

 

で。結果は気になるけど試験も終わったことだし、ここ最近は面白いゲームも相次いでリリースされたし、連休はどこにも行く気がしないし、っていうわけでうちでゲーム三昧でした。なんだか梅雨も明けてなくてお天気もよくないしね。

 

The Last Of Us Part 2

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: Video Game
 

 

前作もDLC込みでプレイしているくらい好きな作品です。謎の奇病によって絶滅しかけている人類の物語。

前作ではこのまま人類が滅びるのは必定ではないか、というようなかなり絶望的な終わり方をしていたのですが今作はその絶望の続き、というかそこからずっと続いている地獄のような世界が舞台なんですね。人間が暮らしていける「世界」が恐ろしく縮小されてしまい、そこから出ようとすると途端に凶暴化した感染者や人間の暴力集団が覇権を争う、無常の世界しかない。

まだ途中なんだけど、この物語は復讐劇でもありながら、そんな小さなコミュニティや危険な外の世界、両方からの逃避の物語でもあるのかな、と。

それにしてもPS4になって廃墟や侵食する自然の描写レベルが格段に上がってすごく綺麗なんだよ。ドラマの進め方も前作と同様にプレイシーンとドラマシーンがすごくスムーズでこういう高い没入感はこの作品、すごく洗練されてるんだよね。

前作に比べて戦闘も少し優しくなった?というか、前作はFPS視点でやっててよく視覚の外から感染者に噛みつかれてトラウマになりかけたんだけど(笑)、今作はTPSでわりと周囲の様子が分かりやすいかも。ちなみに難易度はEasyだけどね。

それとなぜかこの作品、ものすごく酔いやすいんだけどなんでだろう?ここのところ少し慣れてきたけど、十分くらいで酔ってる時がある。というわけで少しずつ細切れで進めてるんだけど、そんな短編ドラマみたいな時間でやってても何かしらドラマが起きててすごい。

 

 Ghost of Tsushima

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

【PS4】Ghost of Tsushima (ゴースト オブ ツシマ)

  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: Video Game
 

 元(モンゴル)の襲来をテーマに対馬の戦乱を描くオープンワールドなアクションゲーム。

オープンワールド、めっちゃ好きなんですよ。シナリオに束縛されず、行きたいところにフラフラと行ける自由さ、そこで見つけたもの、起こったことが物語に接続する楽しさ、オープンワールドは本や映画のようなリニア(線形)な面白さとは違う、「自分の」お話とゲームのお話が混ざり合う、あるいは混ざらない自分だけのお話になるところがいいんですよね。

で。これです。いやーほんと最近のゲームは他のいいところを遠慮なくガンガン取り込んでエンタメとして成熟してるなあ。闇討ちなどのステルスキルや崖登りなどのパルクールなんかはアサシンクリードメタルギアソリッドが好きだからすごく嬉しい。拠点攻略や周囲の物証を探しての探索とかウィッチャー3に近い雰囲気があるし、敵の戦闘で体幹を崩してとどめを刺すあたりはSEKIROにちょっと似てるかも。

それでいてちゃんとオリジナルの部分が盛り込まれてるんだよね。敵陣での一騎討ちとか鳥や動物の追跡とかがすごく楽しい。延々と鳥を追いかけてしまう。。

そして何より、ゲームシーンの美しさ。昨今はフォトモードでゲームのキャプチャが撮れたりするんだけど、ほんとすごいよ。

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ミッションの途中でなんとなく撮っただけでこの絶景。しかもこのゲーム、かなり黒澤明監督の映画作品にインスパイアされているみたいで、黒澤モードなるものもあるみたい。ほんとあれだ、七人の侍とかの殺陣をプレイする感じだ。

 

すごく好きになるゲームって物語ももちろんなんだけど、しばらくした後にまたその世界に行きたくなるんだよね。これもきっとそうなる一本になると思う。

よーし、ツシマをさまようぞー(メインストーリーそっちのけで)

 

 

 

 

 

最近読んだ本とか

暑くなってきました。

去年も思ったけど梅雨ってもっとジメジメしてなんでもすぐにカビだらけになっちゃうイメージがあったけど、意外とそうでもないんだね。

時々晴れ間もあるしずっと降ってるわけでもないし。とはいいつつエアコンがなんとなくカビくさい感じになってきたけども。たまに掃除とかしてるけど、どーしたらいいんだコレ。

 

そんなことはさておき、相変わらずSFを読んでおります。三体、まだ続き読んでないけどめっちゃ面白そうだな。中国SFも盛り上がっているけど、ここ最近国内のなかでも百合SFというものを読んでました。

ちなみに百合SFのイメージは『女性どうしが深い関係になりつつ、それを包む世界にSF的な仕掛けやネタがある』というくらい。あってる?まあ定義はあんまりよく分からないけど百合とSFがどうくっついてるのかってところが大事なのかな。その辺をちょっと思いながら読んだ感想などまとめます。

 

 ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

長編SF「天冥の標」など有名な小川一水さんの読み切り作品。とにかく読みやすいのにSFがきっちり基盤を固めていて、まず間違いなく面白い作家さんです。

んで、これもすごく読みやすくてキャラもすごく立っててほぼ一気読み。ちょっとだけ内容を説明すると、辺境の惑星周辺に暮らしている人類は、惑星中心部から出てくる鉄鋼資源などの塊である「魚」を獲って暮らしていて、その「漁船」(という名の宇宙船) の操縦手(ツイスタ)の女の子と、漁船の形状を航行に合わせて自在に変形させるデコンプという役目のいわゆる女房役の子との関係を軸に、世界の秘密やら人類が抱えている問題やらがあっちこっちから降って湧いては片付いたりするお話。百合の当事者だけの閉じた世界だけでなく、周辺の人々の過去や秘密、理解し得ない人たちとの歩み寄り、といった世界が開かれていく方向にお話が進んでいくのが小川さんらしくて好み。

女房役のテラが相棒のダイオードとの関わりのなかで次第に自分自身の在り方を自分で認めていく展開とか読み応えがあったなあ。逆にダイオードが心を開いていく過程とか時々暴走しちゃうシーンとか勢いとドラマがあってすごく面白かった。ただそれが百合であるべき、というものはあまり感じられなくて「この二人だからこその関係」という印象の方が強いかも。

SF的には今ちょうど大学の講義で初歩的な物理をやってて、船の軌道とか回転運動とかその辺がきっちり書き込まれているのがちょっとずつ理解できて楽しかった。角運動量保存則が身に染み付いているなんて羨ましすぎる(笑)

SFと百合がガッチリ結びついているというよりも、百合もSFもふんわり時々ハード、っていうコントラストが楽しい作品でした。絵的にもカワイイからアニメ化とかしないかなー。

 

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

 

 伴名 練さんの作品はこの本にも収録されている「美亜羽に贈る拳銃」くらいしか読んでないかも。多分。お話に不思議な魅力があってついつい読み耽ってしまった。これもほぼ一気読み。

短編集のほとんどの作品に女性どうしの関わりが描かれているけれど、全てが百合という訳でもないと思うんですよね。というかどの辺からどの辺までが「百合」ってやつなのかよく分からないけど、友情+αくらいからトラウマレベルまですごく範囲が広い。

 印象的だったのは「シンギュラリティ・ソヴィエト」。超AIによってアメリカを出し抜いた歴史改変的なソヴィエトで暮らす女性とアメリカから訪れたスパイとの諜報的な攻防の中で明かされる、国家の歴史の真実と女性のトラウマのような過去が交錯する作品。これは百合的な部分は抑えめに、まるで「1984年」のようなビッグブラザー的なAIに支配され、同志は労働者現実とか党員現実とかそれぞれのレベルに合わせた添加現実を強制される、というディストピアSFとサイバーパンク的な部分がすごく良かった。

表題作の「なめらかな世界と、その敵」も並行世界を同時に生きる、なんて神林長平の小説みたいな世界で女子高生の爽やかな友情(+α?)を描いたお話。シンプルなストーリーながらも並行世界の万華鏡を覗いたようなキラキラした風景と十代の女の子たちが過ごす一瞬ごとの煌めきが上手く心象風景のように重なっていて脳内の絵的にすごく鮮やかで楽しかった。

でもすごく上手に百合とSFの両立が図られているんだけど、少し繊細すぎるのかも、と思うところもあったなあ。作風ではないかもしれないけど、なにか飛び抜けてエモーショナルな部分が読みたかったのかも。

 

どちらも読みやすくてちゃんとSFしてて面白い作品でした。それにしても百合はまだまだよく分からないねえ。

 

以下ネタバレと余談

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最近のこと

せっかくはてなブログに課金したのに全然書いてないなあ。もったいない。でもねー無理して書くのもなんか違うよなーと思うんだ。まあ今日は気が向いたから気ままに。

 

ここのとこはずっとおこもりです。あんまり外に出る趣味は持ってないからそんなに苦ではないかな、と思っていたんだけど。

やっぱり映画を映画館で観たい!

家で観てるとなんか集中できないんだよね。飲み物とかお菓子とかつまみながら途中で止めたりもできるから気軽でいいんだけど。

でも、これは映画館で観なきゃな。。っていう映画もあるよね。テーマが重めのものとか、繊細な演出のものとか。あとMCUみたいにアクションは爆音の方がいいし。いややっぱりジャンルに限らず映画は映画館で上映することを前提にしてるはずだから映画館で観るのがいいんだよ。

映画館行きたいなあ。

と、モヤモヤした気持ちを抱えているうちになんだか、映画の上映前に必ず観るあの人たちが恋しくなってきました。そう、映画泥棒さんとアップロードの人たち。

必ず見るあれ、生涯で一番観た映像じゃないかしら。ネット配信の映画も上映前にあれを入れるとすごく臨場感あるのに。

と、なんだか変な方向に恋しくなりつつあるので映画館早く再開してほしいです。そのうちクネクネしだすぞ。

 

という訳でネット配信では映画もたまに観るけど、ドキュメンタリーとかアニメシリーズを観てました。

なんかだか今はフィクションよりも科学系ドキュメンタリーとかの方が受け入れやすい気がして。少なくとも今の時点で科学的にはっきりわかっていることがあるんだ、っていうのが安心するのかな。超人的な力を持つヒーローが危機を救うのもいいんだけどね。

そう言えばこの前「アベンジャーズ エンドゲーム」のサントラ聴きながらふと思ったんだけど、キャプテン・マーベルの役割って「ヒーローのためのヒーロー」なのかなって。ヒーローだってピンチで大変な時に助けを呼びたいし、キャプテン・マーベルはそういう時のためのヒーローなのかもしれない。

なんだろう、銀行の銀行みたいな。ん、なんだかよくわからなくなってきたな(笑)

 

アニメシリーズは銀魂。これ知らなかったんだけどずいぶんアニメシリーズ続いてたんだな。ようやく4年目が終わったところでまだまだマラソンが続くみたいです。なんかずいぶん前にやったX-ファイルラソンを思い出したよ。あれ、今みたくネット配信じゃなかったからいちいちビデオレンタル屋さんに借りに行ってたんだよな。よく頑張ったなー自分。

ええと、銀魂。主演の杉田さんがいい声でギャグもシリアスも幅広くこなすのでめっちゃ面白いです。杉田さんはメタルギアシリーズのカズヒラ・ミラー役で知ったけど、カズもけっこうギャグ担当あったよなそう言えば。

あとキャラクターではお登勢さんが良いキャラ。キレのいい啖呵と人情家なところがいいんだよね。アニメシリーズの他に劇場版と実写劇場版もあるしまだまだ観るものいっぱいあるなあ。

 

S.H.フィギュアーツ カメラ男

S.H.フィギュアーツ カメラ男

  • 発売日: 2014/08/09
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
銀魂 モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

 

 

たまにはSF以外の本も面白いなってこと

本は読むけどSFばっかりで偏ってたんだけど、今期の大学(社会人学生なのです) の課題で出た本を読んでみました。直近でSF以外の本って白鯨とかかな。それもゲームのメタルギアソリッドVで引用されてたから読んでみたんだよな。けっこう面白かったけどね。そのくらい久しぶりの文学作品。

「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」です。

いくつか課題図書があった中からどうしてこの本を選んだかというと、「ワオ」の語感がぐっときたから。声に出したい、わお。だってSF以外よく知らないんだ。でもこれがあたりで主人公オスカーは超が付くオタクなのです。ゲーム(ビデオゲームよりボードゲームよりかな)、アニメ(日本のアニメが好きらしい)、SF・ファンタジー小説(特に指輪物語がアツい)とそっち方面の教養は完璧。さらに自分で創作もしてしまう典型的なオタクなんですよね。主に1980年代のサブカルチャーを中心に、なかなか理解されない趣味と彼の恋愛模様が描かれています。アメコミやゲームの引用に散りばめられた軽快な語りで一人の青年の孤独に焦点を当てているんですよね。今はオタクでもここまで理解されないこともなさそうだけど。けれど視点が姉や母、既に亡くなっている祖父へと展開するにつれて、オスカー個人だけでなく、オスカーの家族や血縁の、引いてはドミニカという国の暗部にぐいぐいと突っ込んでいくんですが。これがもうすごくしんどい。真正面からこれを見続けたらきっと正気ではいられない、そんな狂気の時代が描かれているんだけど、何故かそれを描くのにサブカルチャーの引用がドカドカと突っ込まれていくんですよね。

なんだろう、フィクションのような現実へサブカルチャーというカウンターを当てることで、その時代の「かたち」をあぶり出しているような。時代というものは「かたち」がなくて文化(カルチャー)や歴史によってしか時代は表現できないんじゃないかなと思うんですよね。透明で掴めないものに対して、サブカルチャーというとびっきりカラフルなボールを投げつけて時代の輪郭を浮かび上がらせようとしてるような、そんな感じ。

ちなみに指輪物語は読んだことがない(そういや映画も見てなかったな。。) のでその辺の引用部分はあんまりイメージが湧いてこなかったけど、バーで姉のロラがチンピラに絡まれた時にストリートファイターを引用した時はそこだけぐっとイメージの解像度が上がって、今までこんな文章ごとにイメージの濃淡の差ってなかったからすごく新鮮な読書体験だったなあ。なんだろうコマンド入れるとこまでイメージできたんだよ(笑)

ちょっとそれた。

それと作品全体に言及される、フクとサファという概念。多少は違えど、海外の文学作品の中にこういう禍と福(フクという読みで逆の意になるからすごく混乱した)に似たものがあるんだ、という発見がすごく新鮮だった。海外の特にキリスト教圏の作品は、映画もそうだけどお話のベースに聖書があったりして、そういう基礎がないと読み解けないんじゃないかなってあんまり海外の文学作品を読んでこなかった。(そうじゃないのもあると思うけどね)でもこういうのもあるんだなあ。

フクとサファもまた時代と同じように、はっきりと顔の見えない曖昧なものとして描かれているんだけど、それが個人から家族、国家へと階層を区切るのではなく滑らかにつながっていて独特の構造を持った物語になってる。その中で回っている因果が、神のような絶対者ではなく、なにか得体の知れないものによって動かされている、そういうお話のように捉えました。

 

いやーでもこれけっこう難しいな。SFみたいにすっきりした説明があるわけじゃないからな。こういうところが文学作品ってことなのかも。

 

最近のこと

ここ最近はテレワークというやつでずーっと家にいました。今のところ続く予定なんだけど、気楽そうに思えたテレワークもなかなか大変だなーってのが始まって一週間ちょっとの感想です。

どんなところが大変かというと

  • 首がいたい
  • 落ち着かない
  • 誘惑が多すぎ

ってとこですかね。まず、首がいたい。いつもご飯を食べる低いテーブルというかちゃぶ台みたいなのに13インチのノートパソコン置いて、キーボードが使いにくいから外付けのキーボードでさらに画面が遠くて、たまにブログを書く時はそんなに気にしてなかったけど1日の労働時間中ずーっと見てるとコレがなかなかつらい。首とか背中とかけっこうばりばり。そんでもってこんな時期にマッサージ屋さんなんて行けないし。

そういやちょっと前に行った台湾式マッサージ屋さんでプロレス技みたいなのかけられたけど、驚くほどスッキリしたからまた行きたいんだよな。。

なので1日1回ラジオ体操を始めました。いやーわりときついんだね、ラジオ体操。久しぶりにやったらハーハー息きれたし。運動不足過ぎだ。。ここんとこ続いているから夏休みみたいにスタンプカードでも作ろうかな。いつ終わるかわかんないけど。。

 

それと落ち着かないんですよねー。元々お客さん先に時間単位での派遣契約なので、なにか提出したら終わりっていう成果方式と違って在宅でも決まった時間にパソコンの前にいないといけない(ということになってる)。なのでチャットでなにか飛んできたらすぐに反応しないとダメかな、と思うとさ、おちおちトイレにも行けない!ってなるんですよね。まあそれは極端だけど、事務所でちょっと席を外しててもそんなに気にならないけど、こうやって相手の状況が見えないと「あれ?」って思われそうで、チャットをすごく気にする時間が増えてしまってそれだけで疲れちゃう感じです。チャット心配手当てがほしい。

 

最後は自業自得だけど部屋に遊ぶものが多過ぎ。ちょっと手を伸ばせばプレイステーション、映画のディスク、漫画、本が目に飛び込んでくる。なんでこんなに好きなものばっかりそろってんだ。って自分の部屋だからだよ。

そういやどっかの国の偉い人が「外に出るな、家でプレイステーションしてろ」って言い放ったフレーズがなんか面白かったな。国から命令されてゲームしてたい(補償付きで)

今のところどハマりしてるゲームはそんなにないけど、デスストとかヤバかったな。去年出てて良かったよ。遊び倒しちゃうもんな。今のところ誘惑には勝ててるけど、この先も続くとつらいなあ。サイバーパンク2077とか出たら勝てないよ。。

 

そんなわけでここ最近は引きこもってました。普段から部屋にいるのは好きだからそれほど苦痛は感じないけど、友達んとこにも遊びに行きたいし映画館に映画も見に行きたいし、目的もなく街中をぶらぶらしたいのでさっさと収束してもらいたいもんです。

まあしばらくかかりそうだけどねぇ。。

 

【PS4】サイバーパンク2077

【PS4】サイバーパンク2077

  • 発売日: 2020/09/17
  • メディア: Video Game
 

 

 

 

映画評読んだら映画見たくなるってこと

ずいぶん前になってしまったけど、映画「パラサイト」を観ました。ポン・ジュノ監督の作品は「殺人の追憶」と「スノーピアサー」を観たかな。

一見分かりやすい展開や構造を持ちつつ、どこかとらえどころのない、一筋縄ではいかない映画を作る人、という印象です。

んで、パラサイト。一見分かりやすいけど。けど、これはなんなんだろう、ととてもモヤモヤする余韻が巧みなんですよね。映画見終わって、あー面白かった!で終わらせない。「殺人の追憶」もそうだけど観客側に「これってどう?」と問いかけるような、しかもなかなかの強さの直球でぶん投げてくる(笑)ところが個性的で魅力だなあと思うんですよね。この映画もそう。格差社会です。確かに。映画の中でも上と下と、建物の構造をうまく組み込んでいたりして分かりやすい。でもそこから「格差をどうにかしよう!」とかそういう安直なテーマではないと思うんですよね。映画の展開上、格差構造の破壊も盛り込まれていたりもするけど、それが社会的に大きな一石を投じるというわけでもない。なんだろ、これってこんなになっても壊れなかった家族の話なのかも。

なんだかんだ文句や不満があっても上の家族も下の家族も仲がいいんですよね。いろいろなものがぶっ壊れる映画なんだけど家庭は崩壊しない。親と子の絆がずっと続いていく、という終盤は幻想的ですらあるけど、だからこそかな。家族の強さが際立っているように思うんですよね。

思えば「殺人の追憶」にしても連続殺人事件のミステリーを絡めながら青春映画のように仲間や友達とのエピソードに注力していて不思議な雰囲気の映画だった。

これも格差社会という表のテーマを持ちながら、家族のつながりというのが裏テーマだったのかな、と思いました。

それにしても好きな韓国人俳優のソン・ガンホさんがとても良い演技をされていて見事でした。あの子供の誕生パーティーに巻き込まれた時の真顔と目がすごかった。そうだな、ああいう時、人間は、貧乏人はあの顔をするよな、と納得感が溢れすぎて。

いい映画でした。

 

ここからちょっと別の話題なんだけど、この映画がアカデミー賞を受賞した時に伊藤計劃さんのこの映画評を思い出していました。

韓国映画。すぐ隣の国の映画事情を、ぼくはほとんど知らない。(中略)でも、これからこういう映画が作られつづけるならば、これまでのように鈍感なままではいられないかもしれない。

伊藤計劃記録 Running Pictures / Cinematrix シュリ(2000)より抜粋)

これは今から十年!も前に韓国映画「シュリ」を鑑賞した伊藤さんの文章です。

韓国映画が流行りだしたの、この映画が公開された前後くらいだった気がする。その頃から分かる人には自明のことだったのかも。先日の受賞は、個人的にはこの視線の先の出来事のような気がしたんですよね。ああ、伊藤さんすごいなって。

映画評も独自の視点で解きほぐしていく文章の巧みさが面白いテキストなのでおすすめです。これ読むと映画見たくなるんだよな。。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のこと

パンデミックですね。こんな時候の挨拶もアレだけど。

パンデミックなんてSF小説ではちょいちょい読んでは大変だなあ、と思ったりするんだけど、実際に起こるのとでは違うよなあと当たり前のことを思ったりしてました。

何年か前にも似たようなことはあったりしたけどこんなに生活に食いこんで来るのは初めてじゃないかな。マスクや消毒薬なんかの衛生用品が店頭から消えてるのを見ると、「ああ、なんかそれっぽいな」と思ったり。なぜかトイレットペーパーとお米がなくなってたりもするしね。あ、でもあれか、学校が休校中だからお子さんのいる家庭はトイレ回数と食事回数がいつもより増えちゃうからか。それは仕方ないな。

なにはともあれ早く終わってパンデミックもののSFを楽しめるようになるといいなと思います。

 

まあそんなわけで最近はあんまり映画館で観てないけど、ネトフリはすごく観てました。なんかあれだ、ネット配信はやめ時が分からないからけっこう続けて見ちゃってやばいよね。。

 

けものフレンズ

数年前に流行ってたらしく、確かその頃に考察ブログをチラッと読んだ記憶があって面白そうだなと思ってたので。と言うわけでわりと重要な部分のネタバレはしたまま視聴。かわいい女の子たちがわちゃわちゃした楽しげな雰囲気の一方で、世界の秘密に近づいていくミステリの部分がなかなかに絶妙で面白かったな。科学(生物学)に忠実なところとフィクション優先なところのバランスに個性というか作家性がよく出ていて、これはこれでありかなと思いました。エンディングの廃墟も好みだったし推し動物のハシビロコウさんも出ていてよかったです。

 

マリッジ・ストーリー

アダム・ドライバースカーレット・ヨハンソンという豪華キャストで、アカデミー賞にもノミネートされていた作品。しかしとうとうアカデミー賞もネット配信作品を対象に含めるようになったんだね。まあこれだけ普及したら無視はできないよね。

離婚にまつわるお話しでわりとしんどいんだけど、夫婦の愛憎というよりも個としての人間の在り方、夫にとっては劇作家としての成功、妻にとっては俳優としてのキャリアが中心のお話しなのかな、と思いました。そこに息子という別の二人よりも大きな可能性を持つ個性が絡んだりするので、何がどうなればハッピーなのか誰も分からない。

双方の離婚弁護士のやり方は一つの方法であって彼らの最適解ではないんですよね。それは醜い罵り合いを経て、また細々と目の前の些末なことを一緒に解決しながら見つけたり見つからなかったりするものなのかもなあ、と思います。

二人の白身の罵り合いのシーンがすごく良かった。