「銀河ヒッチハイクガイド」

銀河ヒッチハイク・ガイド [DVD]

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不都合な真実」とこれを同時に借りたんですが、ちょっと選択を誤ったなあ(笑)
「不都合〜」が前フリみたくなっちゃっいました。ははは。
で、これです。
原作の本もとても良かったのですが、こちらもそれに劣らずなかなか面白かったです。
なんだろう、このバカバカしさ。このお気楽さ。
真剣に悩むことがバカバカしくなる程の事態が次々と起って、それに一喜一憂してる主人公のアーサーが本当にアホっぽくて、
アホっぽいのに見下せない痛烈な皮肉が効いていて、観ててとても楽しかったですねえ。
さらに旅の道連れとなる面々のキャラがすごく濃くて、フォード役のモス・デフさんが
アーサーのアホさを上手く引き立てて、かつ異星人の不思議な感じが出ててとても良かったです。
彼は、前に観た「16ブロック」にも出てたんだなあ。あの時はすごくスラングが強くて聞き取りにくかったけど、
今回は割と大丈夫でした。
それに日本ではまだ公開してないけど、ジャック・ブラックさんとなんだか面白そうな映画をやってるみたいなので、
今後も楽しみな役者さんです。
小ネタもいろいろと盛り込まれてて、未読ながらタイトルだけ知ってるシリーズが随所に出て来たり、本編のバカバカしさと
小ネタの波状攻撃でたっぷり楽しんでしまいました。
だって、冒頭から「さようなら、魚をありがとう」って歌いだしてるし。しかもアホみたいに陽気なミュージカル風味で(笑)
SF(?)ならではの、ガジェットやロボもなかなか良くてマーヴィンがちょっと可愛かったですね。
「頭でかっ!」って思ったけど。ディープ・ソートのテケトーな外観も良かったです。クジラっぽい感じ。
両肘付いてぼやーっとしてるようにも見えるのに、それを前にした人類がすごく興奮したり神妙だったりっていうギャップが(笑)
最後はまぁいろいろと考える事もできるんだろうけど、お気楽に楽しめる映画として観終わりました。
なんだろ、こういう余裕みたいなのって結構忘れてる気がするなあ。