- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/07/09
- メディア: DVD
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同タイトルの映画を前に観てて、「おんなじのあるんだ〜」くらいに憶えてました。
観た理由はもちろん、ロバート・ダウニーJRさんが出演しているからです!
ミーハーなのは自覚してます。。。
あんまり深い事考えないで、登場人物たちの軽妙な会話や、スピーディーな展開が存分に楽しめて、面白かったです。
特にハリーを演じたロバート・ダウニーJRさんが、気取る割にはすっごいカッコ悪くて、
またそのカッコ悪さ、不器用さがすごく親しみやすくて良かったです。
ちょっとオーバーなくらいの演技が、妙にハリーといういろんなところで中途半端なキャラにすごく似合ってました。
ヒーローを気取ったつもりでパーティでぼっこぼこにされたり、せっかくヤれそうなムードまで持って行きながら「間違えた」り。
「かっこわるー」とか言いながら、彼があたふた奔走する姿に思わずにやにやしてしまいました。
そういうカッコ悪さをむき出しにしながらも、ちゃんと魅せる部分をしっかり持ってて、
例えば彼のギョロギョロした目とか、時々はっとするくらい強い目チカラを発しててとてもステキでした。
パートナーのペリー(ヴァル・キルマーさん)とのやりとりも軽妙で、いかにもアメリカ人って感じのテンポやジョークが良かったです。
ていうか、下ネタばっかだけど。
「Idiot!(バカ!)」って罵られる度に叱られた犬のようにしゅんとするハリーにちょっときゅんとしましたねえ。
それとハーモニーとの関係が、これがまたかなりぐだぐだで普通っぽくて面白かったです。
なんだろう、彼はこういうブロンド美女と絡むのが妙に絵になるなあ。
あと、各章のタイトルがチャンドラーの作品なのがぐっと来ました。
そういうハードボイルドとはかなり違うけど、いい大人が一つの事に全力でとりかかったり、
巻き込まれたりするところはちょっと通じるものがある、かな。ないか。
それにしても会話早いし、彼の少しだるそうなしゃべり方がちょっとこもり気味に聞こえて
全然聞き取れなかったです。。。あのだるさはかなり好きなんだけども。