本編よりやり込んでるかもしれない


メタルギアライジングのダウンロードコンテンツDLC)「JETSTREAM」やりました。本編では本当の目的を最後まで明かさずに、敵なのか味方なのか曖昧な立場から雷電を導きそして立ち塞がった剣士サムエルが登場し、本編の前日談となるストーリーをプレイするという内容です。ま、本編でも2週目からはすっかり主人公をそっちのけに惚れ込んでしまったキャラクターなので、いやいやもう本当ありがとうございます。もうこうなったらメタルギアジェットストリームで一本出して頂きたいくらいです。わりと本気で。

さて、ストーリーそのものは短いながらも(1時間もかからずにクリアできるくらい)、冒頭に日本庭園の桜を配置して武士道を演出していたり(この辺はサムの命運とも関わってくるんだろうな)、細かい部分で本編に繋げるものを描いていたりとなかなか楽しめました。でも誰もしゃべる相手がほとんどいないからサムは独り言ばっかりなんですよね。寂しいよう。アクションも雷電とは違う技だったり(反撃時の壁蹴りがすごく気持ちいい)、スピード感があってすごく面白いです。あいかわらずEASY(アシストなし)ですが。サムはわりと重心が下の方にある、足腰をがっちり安定させる姿勢(バットウジュツ出かかりとか)が多いわりに走ると速い!雷電よりも速い!最初ついていけなかったけど、慣れるとすごく楽しいんですよね。それにジャンプ力が高くてなんか無駄にジャンプして遊んでました。すごい脚力だよ。

ネタバレ








ラスボスはアームストロングで、これは本編でさんざんやったのでわりと余裕で対戦できたと思います。が、このラスボス戦終わりのシークエンスがもうね、さいっこうにかっこいいんですよサムは。この男は雷電でも見切れなかったアームストロングのあのメタモルフォーゼを見切った。その瞬間の、口をへの字にして斬りかかっていくあの眼差し、断ち切った時のしてやったりっていうあの笑い顔。あー惚れた。心底惚れた。こんちくしょう。そしてその後、つかの間見せる寂しそうに目を伏せた時の顔。ああ、今この人は自分の負けというでかいものを飲み込んだんだ、と思ったわ。こんな短いシークエンスでこんなに心揺さぶられるなんて。素敵すぎる。