MGSV GROUND ZEROES 始まりました。

METAL GEAR SOLID V


来年春発売予定のMETAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES、予約始まりました。どうしようか悩んだ末に、とりあえずはPS3のノベライズ同梱版を予約しました。本体手に入れてからPS4版買おうかな。インタビューなどもいくつか上がっていて「うわああ始まったなあ」って盛り上がりますねえ。
それになんと今回は「デジャヴ・ミッション」なるものがあるとか。初代プレイステーションのMGSから15年、その頃からのファン向けとのことで、ほんとありがとうございます!うわー15年ファンやってて良かったー!MGS4のシャドーモセス編の時もすごく良かったけど(監視カメラとかね)、またあの感じをプレイできるなんて嬉しいなあ。もちろん本編も気になるけどすごく楽しみですっ。



同梱のノベライズですが、えーと著作者名が明記されていないけどこれはなにか理由があるのでしょうか。あのSF作家さんだよね。現在↑のページから冒頭部分が読めるようになっています。ちょっと思ったことがあったので感想などを。
いろいろな方向に目配せの効いている、とても優れたプロローグだと思いました。特に冒頭の、左の頬には涙が流れているけれど反対の頬には流れていない、というくだりはネイキッド・スネークの墓参のシーンの描写ですが、前作の著者、伊藤計劃さんへの敬意と哀悼を表明すると共に、片方ではその著作に挑む意思を感じました。このノベライズの文体、すごく軽いんですよね。MGS PWが若い層向けであったことも理由だと思いますが、伊藤計劃さんの地の文まで丹念に精密に描いたノベライズと比べると、その分量がとても少ない。「ライト」と言うよりも「フライウェイト」。ボクシングの階級はよく分からないけど、この軽さの中に何かをギリギリまで削り取った鋭さがあるように感じました。この文体の選択は、ゲーム本編はもちろん伊藤計劃さんの作品だけでなく、さまざまなSF作品への敬意とその世界への挑戦ではないだろうか。そういう、ファイティングポーズというか戦う意思を感じてすごくどきどきしましたね。作品と作品ががちんこで殴り合うような、このMGSシリーズにとっては相応しい姿勢だな、と勝手にそんなことを思いました。
ほんと手元に届くのが楽しみだなあ。