映画を映画館で観るのが好きです。最近はNetflix なんかの配信サービスも充実してて、しかも限定配信なんかもあるからネットで観ることも多くなってきたけど。
映画も好きだけど映画館という場所も好きなんですよね。
これまで色々な映画館に行きました。一人で海外旅行した時は現地の映画館に行ったりもしたしね。特にアメリカの映画館は観客が大騒ぎしてちょっとしたパーティーみたくなる時もある、と聞いたことがあってちょっとワクワクしながら行ってみたら、皆さん静かに鑑賞しててあんまり日本と変わらなかったな。。自由の国でもやっぱ落ち着いて観たいよね。
まあ旅先は例外として、住んでる場所に近い映画館にはよく行くのでだんだんと馴染みも深くなってくるわけです。
そんな映画館の一つが、北海道は札幌市にあるディノスシネマズ札幌劇場。
北の歓楽街、すすきののだいたい真ん中にあって、ビル全体にボーリング場やゲームセンターなどなどが入っていて、そこの最上階にいくつかスクリーンを持つ映画館ですね。
系列にはあんまり詳しくないんだけど、ちょっとマイナーな映画だったり、アニメもけっこうかかってたな。応援上映?というやつにすごくおしゃれな女性たちがロビーに並んでたのが印象的でした。
なんのアニメかは分からないけど。
そこでは、ノオミ・パラスが主演してたドラゴンタトゥーの女シリーズとか、鉄男(最近リメイク?した方)、安田顕さんが主演した「俳優 亀岡拓次」、そういやアニメもいくつか観たなあ。マルドゥック・スクランブルとか、テレビシリーズじゃない単発のアニメーション映画も。
映画館というか建物そのものがちょっと古い感じで、でもなぜかそういうとこが落ち着いてて好きでした。座席の使い込まれた感じとか。ロビーや廊下に映画批評の記事やコメントなど手作りの読み物が貼り出してたり、近年は有名なお店のコーヒーが売ってたりして、なかなかにお気に入りの映画館、でした。
でした、というのもこの映画館、数年後には閉館してしまうそうです。それに引っ越してしまってもう行くこともできないし。
映画とどっぷりと向かい合う空間そのものが消えていくのは寂しいなあと思うのです。特に何度も通った馴染みのところはね。
ここでみた、たぶん最後になる映画はウィンド・リバーでした。そういやポイントで観たんだった。
今まで映画をありがとう。映画館なんて映画が始まれば暗くなってどこも同じに思えるけど、映画館そのものにも印象は残るもんだね。