2009-01-01から1年間の記事一覧

「ラスト・ブラッド」

前にアニメーションを観ていたので、どういうものかなと観たんですが何を書いていいのか。とりあえず、オニゲンはカッコわるい、というのだけは言っておきたい。ほとんどが英語劇なので、翼手(よくしゅ)よりGとかZとか付く方が迫力が出るからなのか。他に…

「屍者の帝国」(著:伊藤計劃)

未完であり試し書きだったそうですが、こうやって出版されたということは一つの作品だと思います。彼の小説はすべて「冒頭に結末が現れている」そうです。*1それなら、この30ページしかない未完成の作品にももしかしたら、その結末の片鱗があるのかもしれ…

「消されたヘッドライン」

物語を見たり聞いたりするとき、そこによく構造をイメージする。物語とはフローだから、その対称となる構造があるはずだと思う。物語が進むに連れて、構造が明らかになって行く。隠されていた秘密が明らかになると、構造に光が当たりその実体を浮かび上がら…

「天使と悪魔」

物語を楽しみたいなら、なにも映画じゃなくてもいい。むしろ小説の方が、人物の感情とか見えない部分の描写ができるし、画ではできない注釈のような脱線もできるのだから。特に、背景に膨大な設定を持っている物語は、そういう表現形式の方がいいのかもしれ…

「イーグル・アイ」

ネタバレがあります。

E3巳5?

まぁE3で発表があるのでしょう。いやー、密かに次は午(うま)だと思ってたんですが。ソリッド・ホース。うーん。。。 いっそ寅(とら)か辰(たつ)の方が強そうだなあ。

 次はどんなゲームになるのだろう。

http://www.konami.jp/kojima_pro/next/?ref=koji_portalこれまで何度かこういう始まりを見て来たけど、やっぱりわくわくするのは止められないですね。 それにこれ、メタルギアっていう明記もないし。ゲームである事は間違いないと思うけど。 誰かのフォロワ…

「グラン・トリノ」

「死ぬのは俺一人でいい」というヒロイックを描いた物語。と、言うとすごくありきたりのつまんない映画のようだけど、そのヒロイックというファンタジーを、ある程度のリアリティに落ち着かせることが出来る映画というのは、もしかしたら少ないのかもしれな…

「グラディエーター」

グラディエーター [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2003/12/19メディア: DVD クリック: 9回この商品を含むブログ (34件) を見る 誰かのために戦うことと、何に忠誠を誓って戦うかということは、違うんじゃないかなあ、…

「スラムドッグ$ミリオネア」

知識が物事を何かに役立てるために覚えておくことだとしたら、知恵は生きるために必要なことを知ることだ。例えば、知識は読み方が難しい漢字の読み方を知ってること、 物質が何で構成されているかを知っていること。知識は生きて行くというよりも、もうちょ…

「ペルソナ」

小学生からの学生時代はよくゲームをしてました。小説を読むより、ゲームをしてました。漫画は多分、ゲームと同じくらい読んでたな。社会人になって、時間のかかるRPGは疎遠になってしまいましたが、もしできるならもう一度やりなおしたいゲームがありました…

「レッドクリフ Part2/未来への最終決戦

赤壁の戦いは、208年だそうだ。今からおよそ1800年も前の出来事。「三国志」はよく知らないけど、赤壁の戦いというのが昔あったんだって、というくらいは知ってた。誰かが語っていたのを伝え聞いたんだと思う。物語はどんな形式であれ、何かを語り継ぐために…

「Twilight -初恋-」

獣が餌に恋をしたら、初恋のちょっとほろ苦い感じに似てるんじゃないかな。そもそも獣が食べ物を前にして考える事なんて一つしかない。食べたい。けれどそれに恋をしてしまったら、食べることができない。食べたいのに食べられない。禁欲的な恋愛は、その先…

「電脳コイル」

[rakuten:book:12077213:detail] ある本によると、現代の私たちはハード面でもソフト面でも、脳の中にほとんど閉じ込められているそうです。 現実とは、五感から入力された情報をどう脳が認識しているかというのがほとんど全てで、手で触ることができるもの…

久しぶりに雨。

ブログの文体を模索中。どういう書き方がいいのかなあ。

 終わりが始まる。

ジョン、大きくなったねえ(T3は未観)T2が91年の作品だからもう18年になるんですね。あの頃ジョンを演じたエドワード・ファーロング君が一時期クラスですごく人気だったのに、カップラーメンのCMで全身タイツで登場したがために、一気になかったことに…

「ワルキューレ」

正直に言うと、ちょっと退屈な映画でした。史実を元にした物語は、ネタバレを回避できません。オチで面白さを提供することが出来ない可能性を常に孕んでいるんですね。実際、この映画を観る前に、ヒトラーという超有名人の最期をなんとなく覚えていたので、…

「ウォッチメン」

原作のコミックを読んでいないので、本流の文脈が読めてない部分がありますが、それぞれのヒーローを勝手に定義付けて観てみました。 コメディアン(筋肉質なおっさん)は、アメリカの笑い(ジョーク)を、Dr.マンハッタン(青い人)はアメリカの力そのもの…

「バイオメガ」

BIOMEGA 6 (ヤングジャンプコミックス)作者: 弐瓶勉出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/03/19メディア: コミック購入: 6人 クリック: 30回この商品を含むブログ (41件) を見る ネタバレがあります。

「METAL GEAR SOLID - Guns of the Patriots」(再考)

METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/06/13メディア: 単行本購入: 34人 クリック: 919回この商品を含むブログ (84件) を見る ネタバレがあります。

伊藤計劃さん、ありがとうございました。

まだちょっと、落ち着いて書ける状態ではないけど。 http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20090107 伊藤計劃さんのことを初めて知ったのは、MGSのファンサイトを巡っていた時でした。MGSの後、MGS2の発売前くらいかな。ゲーム攻略のサイトはいくつかあったけ…

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

ちょっと長かったけど、良かったです。映画の最後に流れるクレジットロールを観ている時に感じる、余韻のような映画でした。 特定の宗教に属していないので天国も地獄もピンと来ない人なんですが、こういう風に死ぬ間際に自分の人生をダイジェストで俯瞰出来…

乾燥してるなあ。

SFな未来がぐぐっと近づいたなあと、昨夜思った。 産総研:人間に近い外観と動作性能を備えたロボットの開発に成功 かわいい娘だねぇ。とTV観ながら本当に一瞬、生身だと思った。身体の方はまだまだ改良の余地あるけど、表情の方はすごいね。 なんだかもう、…

「チェンジリング」

観てからちょっと時間が経ってしまった。。。アンジェリーナ・ジョリーさん主演の、子どもの誘拐にまつわるサスペンス。 映画を観てこんなに消化できないのって珍しいなあ。というわけで、ちょっと感想が上手くまとまらないけど(いつもかな)、書いてみます…

「スパイのためのハンドブック」

スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79)作者: ウォルフガング・ロッツ,朝河伸英出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1982/03/30メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 107回この商品を含むブログ (68件) を見る 映画や小説の中のスパイはあんなにもカ…

「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」

泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/02/18メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 152回この商品を含むブログ (176件) を見る 恋愛って、効率悪いよなあとしみじみ思いました。生きていくのだ…

また急に寒いし。

前から気になっていたTwitter始めました。cocodemiで登録してます。まだ使い方がよくわからないのに、他の人に勝手に返事したりしてるけど、ウザいかしら(笑)いまのところ、つぶやくよりコメントしてる方が楽しいような感じ。

雪が融けてきた。

デジタル一眼カメラを買った時についてきたレンズ一本しか持ってなかったのですが、やっと念願のマクロレンズ(TAMRON A14)を購入しました!なんか異様に安かったんですが、別に傷とか動作不良ということはなかったです。さっそく花とか撮りたいなあ、と思っ…

「虚構機関 - 年刊日本SF傑作選」

虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)作者: 田中哲弥,大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 190回この商品を含むブログ (102件) を見る 今年はSF以外の本をもっと読もうと思ってるのですが、や…

「デファイアンス」

ダニエル・クレイグさんが主演しているというだけの理由で観ました。ミーハーなのは自覚済みです。 第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに迫害されたユダヤ人達が、迫害の手を逃れ森に潜み、力を合わせて抵抗するという実話に基づいたストーリーなんですが、戦…